コロナ感染の医師が“オンライン診療”続ける理由〈仙台市〉 (22/04/25 19:21)



国は今年1月、医療現場のひっ迫を抑えるため医師が新型コロナに感染しても無症状の場合はオンライン診療を可能とする通知を出しました。こうした中、感染が確認されオンライン診療続ける医師は「感染対策を今一度考えてほしい」と呼びかけます。

めざきクリニック 目崎亨 院長
「自分が自分を報告する日がくると思ってなかったし、家族やスタッフを濃厚接触者にしてしまう日がくるとも、恥ずかしながら全然思っていなかった」

仙台市太白区の「めざきクリニック」の目崎亨院長です。目崎院長はこれまでの2年間自身のクリニックでPCR検査や、コロナ患者の対応を行ってきました。しかし4月18日の朝、自身に喉の痛みや鼻水の症状が出たことから、クリニックで抗原検査を行ったところ、新型コロナへの感染が確認されました。

めざきクリニック 目崎亨 院長
「16日、17日と県外の学会に参加した。飛行機に乗ったり、学会の合間に茶を飲んだりした。マスクを外して人混みで飲食したのが、きっかけだったと思う」

目崎医師は陽性が確認された以上、動かない方が良いと判断し、クリニックの診療室に自主隔離することを決断。ワクチンの3回目接種を受けていたものの、37度台の熱が3日間続いたと言います。

めざきクリニック 目崎亨 院長
「呼吸をするだけでも喉の奥と鼻の奥がひりひりする感じ。油断というわけではないが、そういうところをついてくるんだなと。本当に恥ずかしながら、自分も2年間何をやっていたのかと思った」

一方、現在、目崎院長は保健所とも相談のうえ、オンラインで患者の診察も行っています。今年1月、厚生労働省は医療現場のひっ迫を軽減するため、医師が新型コロナに感染したり、濃厚接触者になったとしても無症状の場合はオンライン診療を行えるとの通知を出しました。こちらのクリニックでは、陽性患者や疑いのある患者に対応するため、診察やスタッフへの指示をオンラインでできるように態勢が整えられていて、現在も1日4、50人ほどの診察を行っています。

めざきクリニック 目崎亨 院長
「『採血と写真とPCRお願い』と言うと、データがパソコンにとんでくる。診てくれるところがないと言って、わざわざうちに来る方はいまだに多いし、少しでもそういった方の役に立てればと思ってやってはいるが、こういうスタイル(感染の医師が診察)が正しいかどうかは、自分でも悩んでいる」

自身の隔離も25日で1週間となった目崎医師。自身の体験から「感染への対策を今一度考えてほしい」と呼びかけます。

めざきクリニック 目崎亨 院長
「軽症が多いとはいえ感染すると各方面に、生活にかなりの影響があるので、感染対策の徹底を、GWがありますが改めてもう一度考えてほしい」