幾度途切れても必ず繋がってゆく親子の絆を描く、重松清による不朽の名作小説「とんび」を、阿部寛×北村匠海の共演で映画化。2022年4月8日に公開される。本編より、阿部寛演じるヤスが愛する妻の死を受け入れ、息子アキラと共に生きてゆく決心をする、感涙必至の名シーンが解禁となった。
主人公の、破天荒ながら愛すべき父・ヤス役には、『テルマエ・ロマエ』『下町ロケット』などの大ヒット作で、圧巻の表現力と存在感を放つ阿部寛。ヤスの息子・アキラ役には、若手実力派の中でも突出した才能を発揮する『君の膵臓をたべたい』『東京リベンジャーズ』の北村匠海。
多くの深遠な物語をエンターテイメントとして昇華させてきた監督・瀬々敬久の元に、薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子、麻生久美子ほかが集結。これは、古き良き時代の物語にとどまらない、新たな時代への希望を予感させる、今、そして未来へ繋がる家族の絆の物語。
主題歌は、今年デビュー25周年を迎える、ゆずの書き下ろし楽曲「風信子(ヒヤシンス)」。青いヒヤシンスの花言葉は「変わらぬ愛」――、子から親への愛と感謝の気持ちがつめこまれた一曲。
幼い頃に母を亡くし、父・ヤス(阿部寛)に不器用ながらも男手一つで懸命に育てられ、大きな愛情を受けたアキラ(北村匠海)。そのヤスとアキラが、母の死という悲しみを受け入れ、前を向いて進もうとする感涙必至の名シーンが解禁された。
アキラが3歳になったある日、妻・美佐子(麻生久美子)は事故で帰らぬ人となってしまう。突然の二人きりの暮らしとなったヤスとアキラだったが、幼なじみの照雲(安田顕)とその妻・幸恵(大島優子)、そしてヤスの姉のような存在であった小料理屋の女将・たえ子(薬師丸ひろ子)らが、アキラを息子のように可愛がり、アキラを、そしてヤスを全力で支えていく。
だが、未だ悲しみが癒えないヤスは、ある夜、照雲の父である海雲(麿赤兒)に、「わしみたいなもんは生まれてこんかったらよかったんじゃ」と、ぶつけようのない悲しみを吐露する。それを聞いた海雲は、雪の降る瀬戸内の夜の海へ、ヤスとアキラ、そして照雲を連れてきた。
寒さが沁みる中、アキラにかけていた毛布を取らせると、「アキラ、お父さんにもっとしっかり抱いてもらえ。顔と腹は温いだろう。それでも背中は寒い。お母ちゃんがおったら背中を抱いてくれた」と、その寒さを背負うことが、母親を亡くしたアキラの運命だと諭す。
さらに海雲は、照雲と共にその背中に手を当て、母の代わりに愛してくれる人が大勢いることを優しく伝えた。そしてヤスには、「海は、なんぼ雪が降っても、知らん顔して黙って呑み込んどるわ。アキラに悲しみを降らすな。ヤス、お前は海になれ。お前は海にならんといけん」と、愛のある言葉で励ます。ヤスは、その言葉を、悲しみと決意に満ちた涙を流しながら、必死に受け入れた。
「とんび」の原作ファンや、過去に2度映像化されたドラマファンからも、人気の高いこのシーン。このようにしてヤスとアキラは、最愛の人の死を受け入れ、多くの人に支えられながら、前を向いて生きてゆく。不器用ながらも懸命に生きていく二人の親子には、どのような未来が待っているのか。是非、映画『とんび』で確かめていただきたい。
阿部 寛
北村匠海 杏 安田顕 大島優子
濱田 岳 宇梶剛士 尾美としのり 吉岡睦雄 宇野祥平 木竜麻生
田中哲司 豊原功補 嶋田久作 村上淳
麿赤兒 麻生久美子 / 薬師丸ひろ子
原作:重松清「とんび」(角川文庫刊)
監督:瀬々敬久
脚本:港岳彦
配給:KADOKAWA イオンエンターテイメント
(C)2022『とんび』 製作委員会
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