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2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場



2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3254342 / CC BY SA 3.0

#2020年東京オリンピックの会場
#2020年東京パラリンピック
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 」 会場 開閉会式が行われるオリンピックスタジアム。
隣接して東京体育館(右下)。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場(2020ねんとうきょうオリンピック・パラリンピックのかいじょう)では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会場について記載する。
選手村を起点として、都心に近接する「ヘリテッジゾーン」と臨海エリアの「東京ベイゾーン」の2つのゾーンから構成されている。
大会招致時のコンセプトとして「都市の中心で開催するコンパクトな大会」が掲げられ、東京都心に近い選手村から8キロメートル圏内に、約9割の競技会場を集中させる計画となっていた。
後に、持続可能性に配慮して開催都市の負担軽減などを優先するオリンピックの中長期改革案『アジェンダ2020』が採択されたこともあり、より広域な会場配置となった。
ヘリテッジゾーンは、日本武道館や国立代々木競技場などの1964年東京オリンピックでも使用された既存施設を継承するエリアである。
開閉会式の会場であるオリンピックスタジアムは、1964年大会でメインスタジアムとなった国立競技場の改築によって建てられた。
マラソンはオリンピックスタジアムを発着点とし、浅草寺、歌舞伎座、東京タワー、皇居など東京の名所を巡る広域コース、競歩は皇居外苑の周回コースで計画されたが、オリンピックのマラソンと競歩は札幌に会場変更となった。
東京ベイゾーンの施設は主に埋立地に立地し、液状化対策がなされている。
晴海からの展望 東京都中央区晴海に、選手や大会関係者を最大1万8000人収容する選手村が建設された。
直近の大会と比較して、コンパクトで村内移動が短く、銀座から約2キロメートルと都心に近いのが特徴である。
レインボーブリッジをはじめ東京湾が望める晴海客船ターミナルの隣接地で、都心のヘリテッジゾーンと海辺の東京ベイゾーンの結節点に位置する。
緑に親しめる憩いの場として、晴海ふ頭公園と晴海緑道公園が整備された。
チームの歓迎式典などが行われるビレッジプラザには、全国の自治体から提供を受けた約1300立方メートルの国産木材が用いられた。
木材は大会後に自治体に戻され、ベンチなどに再利用される。
2014年12月の国際オリンピック委員会(IOC)臨時総会において、オリンピックの中長期改革案『オリンピック・アジェンダ2020』が承認された。
開催都市の負担軽減のため一部の競技を国内外問わず他都市で開催することが認められ、東京大会でもいくつかの競技で会場計画が変更された。
東京五輪・パラリンピック期間は被災3県を含む東北地方各地で夏祭りが実施される時期(参照)であり、例年交通機関や宿泊施設が混雑するが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から9年となる2020年に「復興の舞台」として被災地の人々を勇気づけ、世界に復興をアピールするため、招致段階で宮城スタジアムがサッカーの会場として選ばれていた。
茨城カシマスタジアムは当初の計画では会場となっていなかったが、会場追加の要望を受けた結果、被災地の一つであることも考慮され会場に決定した。
野球・ソフトボール競技のサブ会場として福島あづま球場が選ばれた。
夏の札幌大通公園 オリンピックのマラソンと競歩について、IOCが2019年10月、東京の暑さによる影響を懸念し、期間中の気温が5-6度低い北海道札幌市への会場変更を唐突に提案。
その後、IOCと東京都、大会組織委員会、政府による4者協議で「合意なき決定」として受け入れられ、札幌開催が決定した。
パラリンピックのマラソンは、計画通り東京で実施される。