運転免許証の写真NGをめぐって、警察の新たな対応が話題となっている。

運転免許証の更新では、警察署や免許センターなどで顔写真を撮影するか、あるいは、場所によっては写真を持ち込むこともできる。

その持参する写真をめぐって、これまで警察署で受理されず撮り直しを求められるケースがあった。

写真の条件を見ていくと、さまざまある。

縦3cm、横2.4cm、帽子はかぶっていないこと。

正面を向いていて、背景はなく、3分の1程度が顔、カラーコンタクトもだめという条件がある。

榎並大二郎キャスター「加藤さん、こちらの写真、免許に使うにはNGというわけなんですが、何がだめだと思いますか?」

加藤綾子キャスター「髪の毛、横が切れてる? 切れてはいない?」

榎並キャスター「でも確かにそこでもありますね。理由がこちらです。顔の範囲が大きいと、アップになっているというところでして、アップすぎても小さすぎてもだめであると。ちょっと違いが自分で持っていくにはわかりづらいと」

基準を明確化してほしいという声が上がっていて、そうしたことから、写真の基準をわかりやすくしようと警察庁が各都道府県の警察に通達を出した。

それを受けて、警視庁のウェブサイトに掲載されているのが、NG写真の具体例。

例えば、顔を傾けている、中心からずれている、さらには目が隠れてしまっている。

そのほか、目を細めていたり、スナップ写真を用いていたり、顔の一部が隠れてしまっているなど、30パターン以上の具体例が示されている。

身分証明書として使う機会も多い運転免許証だが、写真うつりが気に入らない場合は、免許証の写真を変えることもできるという。

東京都の場合は、条件をクリアした写真2枚と手数料2,250円かかるが、運転免許試験場のみで再交付を受け付けているという。

加藤キャスター「再交付という形だからちょっと高く感じますが、でもこんなはずじゃなかったという写りの時あります」

榎並キャスター「3年から5年使いますから、大事な写真ということで皆さんも参考にしてみてください」

FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/