メンバーがずっと実現したいと言い続けてきた「2期生ライブ」。
乃木坂46の2期生にとって初の単独ライブであり、開催決定後から多くの期待の声を集め、国立代々木競技場第一体育館にて開催予定だったライブは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点に伴い開催中止に。そこで、楽しみにしていたファンの方々にお届けしたいという想いから、急遽開催予定だった2020年3月7日に「乃木坂46 幻の2期生ライブ@SHOWROOM」として配信形式で開催。
ライブで披露するはずだった演目を過去のミュージックビデオやライブ映像、スタジオライブを交えて生配信。総視聴者数は40万人を超え、代々木第一体育館の収容人数を大幅に上回る盛況ぶりとなった。
そして本編終盤、2期生の新曲「アナスターシャ」のMVを初公開。渡辺みり愛は「このMVに出てくる人数とかペアとかを見て考察すると涙がドバドバだからぜひ見てください！」とアピールした。ファンの間では早くも「いい曲すぎ…」「アナスターシャ神曲神MVすぎる」の声であふれた。
それから1年後、2021年3月28日「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ～2期生ライブ～」が生配信された。
乃木坂46の2期生最終オーディション日は2013年3月28日。ちょうど8年の年月が経ち、いわゆる2期生の誕生日に念願の「2期生ライブ」が”幻”から”現実”となって実現した。
しかしそれは2期生のエースとして活躍してきた堀未央奈のラストステージとなってしまった。
ライブのオープニングを飾る曲は「アナスターシャ」。
そしてアンコールの最後の曲、堀にとって本当に最後になる楽曲は「アナスターシャ」。
2期生メンバーが最も大切にしている楽曲だ。
本来なら堀のソロから始まるのだが、アンコールでは全員が歌う合唱形式で披露された。
「約束の場所はここだったんだ。」
「やってこれたんだ。」
「夢じゃなかったんだ。」
そう実感した今回の全員の声が重なり合う「アナスターシャ」は、その場に辿り着いた2期生の喜びの声が伝わってきた。
そしてよくぞこの曲を披露してくれたと感謝しかない3期生ライブでの「アナスターシャ」。
センターを務めた中村麗乃は2021年5月13日のブログで
「そして期別楽曲も披露させて頂きました。
各期の大切な楽曲。
それを披露させて頂くことは、
生半可な気持ちではできません。
どれも覚悟を持ち向き合いました。
今回私は「アナスターシャ」にて
センターを務めさせていただきました。
重圧がすごく大きく、怖かったです。
何度も何度も見た、
2期生さんの振り入れ動画、ライブ映像。
リスペクトの気持ちを込め
全力でパフォーマンスさせて頂きました。」
いろんな意見はあるだろうが、私は素直に感動しました。
披露してくれてありがとう。
そして最後に、オリジナルメンバーである佐々木琴子を含めた全員での「アナスターシャ」をライブで一度も披露されなかったのが残念で仕方ない。
●乃木坂46 『アナスターシャ』
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