西村画廊コレクション | ぴあエンタメ情報

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26/9/29(火)~26/11/28(土)

西村画廊

町田久美 「道行」 Kumi Machida “Traveling” 2015 sumi(brown), mineral pigments, talc, gold paint, graphite powder and pencil on Kochi paper 91 x 116.7cm

西村画廊では、2026年9月29日(火)から11月28日(土)まで、「西村画廊コレクション」展を開催する。同画廊のコレクションから、舟越桂、小林孝亘、細江英公、デイヴィッド・ホックニー、町田久美、三沢厚彦、ブリジット・ライリーなどの作品を約30点展覧する。

舟越桂の作品は、2021年の彫刻《青い体を船がゆく》を展示する。同作品の、海原に見立てた胴体を進む一艘の小さな船は、広大な海のように先の見えない人生を模索しながら一人で果敢に進む作者自身の、一種のセルフ・ポートレイトのようにも映る。小林孝亘は、横幅およそ3メートルの大作絵画、《River Bank》(2008)。細江英公は、三島由紀夫を被写体に迎えた、写真史に燦然と輝く名作《薔薇刑》(1961, 62)から数点。本年6月に惜しくも逝去した今世紀を代表する芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品では、詩人スティーヴン・スペンダーとの1981年の中国旅行の際に撮影された“Photographs of China”の連作から数点出品する。意表をつく洗練された構図が印象的な本作は、同画廊が1989年に企画開催した同名の展覧会にて公開したもので、エディションが全てユニーク(限定1枚)の、貴重な写真作品となる。町田久美の作品は、首に小さなロバを宿した馬を描いた《道行》(2015)を展示する。馬は優雅で健全に見える人生の表面、ロバはその裏で抱える苦悩や定めを連想させ、一筋縄ではいかない人生の道行の象徴として解釈できる。口元へ差し伸べられる甘い誘惑の手に対し、しっかりと目を見開いた馬の視線は、その是非を冷静に見極める理性を物語っているかのようだ。三沢厚彦は、セラミック作品としては初期にあたる2012年制作の、素焼きの寝転びクマ《animal-C 2012-03》。ブリジット・ライリーは、版画作品から、1972年の連作《Coloured Greys [1]》、《Coloured Greys [2]》、《Coloured Greys [3]》を展示する。なお、これらのうち[1]と[2]は、1972年開催の第8回東京国際版画ビエンナーレ展(東京国立近代美術館/京都国立近代美術館)で大原美術館賞を受賞し、ライリーの名が日本で広く知られる契機となった。

同画廊の歩みを象徴するようなコレクションに、期待してほしい。