NATOの空にロシアのドローンが20分、だが戦闘機は撃たなかった——その理由【EconomyEgg】

NATOの空にロシアのドローンが20分、だが戦闘機は撃たなかった——その理由【EconomyEgg】



NATOの空にロシアのドローンが20分、だが戦闘機は撃たなかった——その理由【EconomyEgg】

【今日のニュース要約】
ルーマニア国防省によると、2026年8月2日の午後、ウクライナとの国境を流れるドナウ川付近でドローンが探知され、ルーマニア空軍のF-16戦闘機2機が緊急発進しました。トゥルチャ県には航空警報が出されました。ドローンはおよそ20分間ルーマニアの領空にとどまった後、ウクライナ側へ戻り、そこでウクライナ軍によって撃墜されました。破片の一部は、ウクライナ国境から約1キロのルーマニアの村ペリプラヴァに落下しています。ブルガリア通信社によると、開戦以来ルーマニアが記録したロシアのドローンによる領空侵入は、33件にのぼります。

【背景:なぜ、すぐに撃たないのか】
ルーマニアは7月24日から26日にかけて、3日連続でドローンを撃墜しました。7月24日のものが、ルーマニア空軍による初めての撃墜です。ルーマニアは2025年、領空を侵犯したドローンの撃墜を認める法律を成立させています。ではなぜ、常にすぐ撃たないのでしょうか。ルーマニア軍の説明によると、まず目視による確認が必要であり、そのうえで民間人に危険が及ばない場所に目標が到達するまで待つ必要があるためです。7月24日の撃墜では、領空に入ってから1時間以上にわたり追尾が続きました。この時は、NATOの任務でルーマニアに展開していたイタリアのユーロファイターが先に交戦しましたが、ミサイルは目標を外しています。なお2026年5月には、ロシアのドローンがガラツィのアパートに墜落し、2人が負傷しました。ロイターによると、この戦争に関連する攻撃がNATO加盟国の居住地域に被害を与え、負傷者を出したのは、これが初めてでした。領空をどう守るかという問いは、周辺国と向き合う日本にとっても、他人事ではありません。

【関連動画もチェック】
・ロシアのドローンが3000キロ先まで届くようになった件の解説
・ロシアが自国のアゾフ海の入り口を閉じた件の解説

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