女優の吉永小百合さんが3月31日に開催された「坂本龍一追悼 東北ユースオーケストラ演奏会2024」に登場した。

東北ユースオーケストラ演奏会は、坂本さんが東日本大震災で被災した東北の復興支援を目的に2013年に立ち上げた演奏会。

吉永小百合さんはその活動に賛同、吉永さんの朗読を盛り込んだ演奏会として行われてきた。

しかし、昨年3月28日に坂本龍一さんが71歳の若さで永眠、今年は坂本龍一さんの追悼コンサートとして開催された。

演奏会では、盟友である坂本龍一さんをしのび、吉永さんは、坂本龍一さんが作曲を手掛けた映画「母と暮らせば」の音楽の演奏にのせて“坂本龍一さんに捧げる詩”を朗読、会場は静かな感動に包まれた。

朗読の後、坂本龍一さんとの一番の思い出を聞かれると、2011年に英オックスフォードなど海外で共演した朗読会を挙げ、「オックスフォードの小さな教会でしたが、中に1羽の鳩がいたんです。坂本さんも気付いて感動したとおっしゃってました。今ごろは大空の向こうで、その鳩に出会っているかもしれません」としみじみと語った。
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