俳優の菜々緒(35)、タレントの横澤夏子(33)が7日、都内で行われた解熱鎮痛剤ブランド『EVE』の『BeliEVE Project』発足イベントに参加した。

 『EVE』のブランドアンバサダーを務める菜々緒。女性だからという理由でキャリアを諦める女性が10年目を境に急増する“10年目の壁”という調査結果について菜々緒は「大学在学中のちょうど20歳の頃からこのお仕事を始めさせていただいた。で、やっぱり私自身も、ほんとちょうど10年、30代に差し掛かったあたりで、そういう壁みたいなものに直面しました。私は出産や結婚を経験してないですけど、やっぱり体の変化っていうものに直面をした。やりたい、その気持ちだけではどうにもこうにも体が追いついてこないっていうところが、すごく私の中ではつらかった」と明かす。

 体の変化にも言及。「ありがたいことに、ずっと多忙でお仕事をいただいていた。20代の頃から卵巣にチョコレート嚢胞(のうほう)っていう血の塊ができてしまった。それがずっとあったんですけど、体調の変化ですごく体がしんどくなり始めた頃から、徐々に大きくなってしまって。5センチぐらいまで大きくなってしまった。お医者様に『これ以上大きくなると破裂しまう。とても痛くて、緊急手術になるかもしれない』と言われた時に、体を休めてあげないと、体を大切にしてあげないといけないんだなっと感じた。それが10年だった」としていた。

 そんな経験を踏まえ「見えない痛みを抱えながら社会で頑張っている女性がすごくたくさんいる」と話す。「それを、みんなが認識して、支え合いながら頑張っていける世の中になるのがすごくいいなと思っております」と呼びかけていた。

 『EVE』の目標を掲げて生きる女性が本来持つ力を発揮し、前へと進み続けられる未来を作るプロジェクト。8日の国際女性デーに合わせて始動する。