暗号資産の取り引きを巡り所得税約3億円を脱税した疑いで、東京地検特捜部は鹿児島県姶良市の会社役員の男ら4人を逮捕し、姶良市の関係先の家宅捜索を行いました。

所得税法違反の疑いで逮捕されたのは姶良市の会社役員・田原慎太郎容疑者(44)と田原容疑者の父親で福岡県春日市の会社役員・順一容疑者(74)、中東のドバイにある貿易会社役員の多和田真一容疑者(72)ら4人です。

東京地検特捜部によりますと4人は共謀し、順一容疑者が保有する暗号資産の取り引きをめぐり2021年分の所得税約3億900万円を免れた疑いが持たれています。

8日、姶良市にある田原容疑者の関係先で家宅捜索が行われ、午後4時ごろ捜査を終えた十数人の捜査員らが足早に車両に乗り込んでいました。

特捜部では今後、押収した資料の分析を進めるものとみられます。

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