証券マン歴15年と投資顧問歴10年の知識や経験を元に、
その日の株式市場の動向や今後の見通しや、注目株などを解説しています。

動画は月〜金に更新しています。

よかったらご覧になってください。

ブログ
https://ameblo.jp/hatachanburogu/

メルマガ
https://www.mag2.com/m/0000290585

☆ ★ ━━━━━━━━━━━━
16日の日経平均株価は続伸し119円高の26547円で引けた。
東証プライムの売買代金は3.1兆円。

前週末の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数が5%高となるなど ハイテク株などグロース株を中心に大幅高となった流れを受け、東京市場でも値がさの主力グロース株が買われた。日経平均が午前には400円高となる場面もあったが、時間外の米株価指数先物が下落すると、日経平均先物にも短期筋の売りが出て指数の重荷となった。

前週末までに主要企業の3月期決算の発表がほぼ一巡し、好決算や自社株買いなどを発表した銘柄の一部には買いが入ったが、積極的に運用リスクを取るムードには乏しかった。

中国国家統計局が16日発表した4月の小売売上高は前年比11.1%減少で、予想の6.1%減も下回った。2020年3月以来の大幅な減少。3月は3.5%減だった。鉱工業生産は前年比2.9%減少し、3月の5.0%増から大幅に落ち込んだ。ロイター調査の予想0.4%増も下回った。20年2月以来の大幅な減少となった。

上海などで新型コロナウイルス感染が広がり、ロックダウンとなった影響が出たため、4月の小売売上高や鉱工業生産どが市場予想を下回ったことで、日本株の上値を抑えた。
その後、上海市が都市封鎖を6月に解除すると伝わり、日本株には一定の支援材料となった。

9433KDDIや6178日本郵政、4021日産化の上げが目立った。トレンドや6098リクルート、2413エムスリーも高かった。一方、5714DOWAや4005住友化、日清粉Gが下落した。7733オリンパスや楽天グループも安かった。

日経平均は25日線26756円を一時回復する場面があったが、終値では下回った。
75日線26844円や 一目基準線26827円付近で押し返された。
25日線、75日線、基準線や、週足13週線26800円などが集中する26800円~27000円の節目を勢いもって上抜けるかどうかがポイント。

マザーズ総合は続伸。先週末から5日線648.48ポイントを上回っており、市場では「底入れの兆し」との声が聞かれた一方、米株先物の軟調な動きが重しとなって「戻りは鈍い」との見方も出ていた。