ひな祭りを前に1日、新潟県村上市で始まった『町屋の人形さま巡り』。
町屋で受け継がれてきた“ひな人形”などが47の店に飾られています。
老舗のお茶専門店には、城下町の繁栄を今に伝える大名行列の人形が。
【九重園 瀧波匡子 社長】
「お人形一人一人の表情を見ていただくと、先頭のやっこは誇らしげ、後ろのやっこさんはお気楽そのもの」
店の人が人形について詳しく説明してくれることも、この催しの特徴です。
そして、ほかにも…
【山中麻央アナウンサー】
「こちらでは毛糸で作られた温かみのある、かわいらしい“吊るしびな”を見ることができます」
雑貨店に飾られているのは、障害がある子どもが作った吊るしびな。『幸せを呼ぶ』と言われる、青い鳥がモチーフになっています。
歴史の深いものから現代のものまで、訪れた人たちは様々な種類のひな人形を楽しんでいました。
【訪れた人】
「孫も大きくなったので、家では昔ながらの飾りはしていない。圧倒された」
【村上町屋商人会 吉川真嗣 会長】
「少しずつ春めいてきたと思う。気分を変えて、ぜひ村上に遊びに来てください」
町屋の人形さま巡りは4月3日まで開催しています。