アイヌ文化の担い手を育成しようと取り組んできた札幌大学が来月、新たに「アイヌ文化教育研究センター」を設置することになりました。

札幌大学ではアイヌの伝統文化を学ぶための専門コースを設けて、ここで学ぶアイヌの学生たちに奨学金を支給するなど、アイヌ文化の担い手の育成に力を入れています。
ことし7月に胆振の白老町にアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」がオープンしたことでアイヌへの関心が高まる中、大学では育成の強化を目的に来月、「アイヌ文化教育研究センター」を設置することになりました。
センターではアイヌ語や口頭で伝えられる文芸、踊りなどを学べるほか、世界各地の研究機関と協力してアイヌと海外の先住民族を比較する研究なども進めていくことにしています。
センター長に就任する予定の札幌大学の本田優子教授は「ウポポイでもアイヌの若者が文化を伝える担い手として働くなど、アイヌに対する世間の目は変わってきていると思います。学問として教育・研究をすることで、よりきちんと文化が継承されるようにしたい」と話していました。
来月のセンター開設に伴って、大学ではオンラインでの式典を予定しているということです。