新型コロナの新たな感染者数は減少傾向ですが、オミクロン株に感染した後に「後遺症」とみられる症状を訴える人が増えています。
名古屋市中区にある「柊みみはなのどクリニック金山駅前」のクリニック。
3月4日、30代の女性が診察を受けにやって来ました。
医師:「何が分からないです?」
患者:「お米の味。お鍋のキャベツを食べたら、すごく苦くて…。
醤油も辛味は分かるけど、風味というか出汁が分からない」
2月中旬、新型コロナウイルスに感染したこの女性、オミクロン株への感染だったとみられ、症状は軽かったといいますが、療養期間が終わってからも「味覚がおかしい」と訴えています。
「国立国際医療研究センター」の調査では、去年までの感染者457人のうち、感染から半年経っても何らかの症状が続くと答えた人の割合は「4人に1人」26.3%にのぼるといいます。
この日、受診した30代の女性は、他に“こんな症状”も訴えます。
患者:「ちょっと話しているだけでもハァハァしてきちゃう」
医師:「呼吸困難感ですね」
息切れや動悸などの症状が続いているというのです。
(柊みみはなのどクリニック 内藤孝司医師)
「(後遺症には)嗅覚障害・味覚障害・脱毛・全身けん怠感・呼吸困難感・長引く咳。それから微熱が多くみられる症状。高齢者・重症の方・女性・肥満の方、基礎疾患のある方がリスク因子としてあげられる」
このクリニックでは去年11月に、新型コロナの「後遺症外来」を開設。
2月の1か月間で約50人が診察を受けに来たといいます。
(柊みみはなのどクリニック 内藤孝司医師)
「1月下旬くらいから、オミクロン株の流行にともなって、後遺症を訴える方が非常に増えているのが現状。去年11月を1とすると3倍から5倍の患者数」
名古屋市内に住む40代の女性は、去年9月、新型コロナウイルスに感染。
医師:「その後、調子はどう?」
患者:「頭の血流が悪い感じがする」
感染後、しばらくしてから頭痛や、めまいなどが出て、症状は今も続いています。
(患者)
「通勤できなくて、今は休職しています」
後遺症外来ではCTや血液検査で状況を調べた後、鼻の吸引などの処置をして、薬を処方します。
原因が分からない部分もある中で、患者の状況に合わせた症状の回復を目指します。
この日、初めて「後遺症外来」にやって来た30代の女性は…。
(患者)
「治るのか不安だったので、薬をもらえて希望が見えた」
内藤医師は、体調におかしなところがあれば後遺症を疑い、症状を放置しないことが大切だと訴えます。
(柊みみはなのどクリニック 内藤孝司医師)
「1か月、2か月過ぎても、コロナ感染前にみられなかった症状が続いていれば、これは後遺症だと思って、早めに受診をしていただきたい」
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