すでに花粉症の症状が出ているという方も多いと思いますが、気象会社の予測では仙台は2月24日が花粉の飛散開始日です。くしゃみや鼻水、のどの痛みなどを伴う花粉症ですが、オミクロン株の症状と見分けが困難で、専門医は花粉症の症状を抑える早めの治療を呼びかけています。
記者リポート
「これから多くの人が悩まされる花粉症の時期が間もなくやってきます。仙台市内のスギ林も花粉を蓄え、順調に赤く色づいてきています」
着々と花粉を蓄えるスギ…多くの人を悩ませる春の「花粉症シーズン」が今年もやってきます。日本気象協会が発表した予測によりますと、花粉は今週初めから全国的に飛び始め、仙台では2月24日が飛散開始日とされています。一方で花粉の飛散量は例年より「やや多い」傾向になりそうだということです。
平野貴久 気象予報士
「今年出ているいろんな予測を考慮すると、今年の飛散量は例年より“やや多く”なりそう。今まで気温が低くて寒い日が続いていたが、これから3月に入るにかけて急に気温が高くなる予想になっています。おそらくこのタイミングで飛散が始まって、早い段階で飛散量が多くなる可能性があるので、できるだけ早く対策をとっていただくことが重要」
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、やってくる本格的な花粉症シーズン。花粉症を治療する病院や診療所では、すでにある事態が起きています。
鈴木耳鼻咽喉科・アレルギー科医院 鈴木直弘 院長
「自分で花粉症の治療を受けに来て、コロナの検査をすると陽性だったという方がたくさんいらっしゃいます。スギ花粉症とコロナ感染症の方の症状はほとんど見分けがつきません」
仙台市にあるこちらのクリニックでは、今年に入ってから「花粉症と思い受診したら新型コロナだった」というケースが増えているといいます。鈴木医師によりますと、オミクロン株の主な症状は鼻水、鼻づまり、咳や倦怠感、発熱など。一方で花粉症は鼻水、鼻づまり、咳や倦怠感、微熱に加え、目や鼻の中のかゆみなどです。かゆみを除いてはほとんどの症状が共通していて、医師でも診断が難しく検査をするまでは分からないといいます。
鈴木耳鼻咽喉科・アレルギー科医院 鈴木直弘 院長
「従来株のように、嗅覚障害や味覚障害が出る方は少ないですし、のども痛くなって鼻も出てきて咳も出る。ほとんど耳鼻咽喉科の症状なんです。スギ花粉症以外に風邪や咽頭炎との区別もつかないと思います」
その上で、今、少しでも花粉症の疑いがある人は早めの治療をするよう呼び掛けています。
鈴木耳鼻咽喉科・アレルギー科医院 鈴木直弘 院長
「くしゃみが出て目がかゆくて、耳やのどまでかゆくなってという人は早めに耳鼻科を受診してスギ花粉症なのか、コロナ感染症なのか区別をつけた方がいい。花粉の症状さえ抑えておけばコロナに感染してもおかしいとわかる。花粉症の治療をすることによって周りに広げることを予防することになる。“1日でも早く治療すること”をおすすめします」
花粉の本格的な飛散が始まる前に…今年は特に早めの備えが必要です。
