スタジオ放火事件や新型コロナウイルスの影響で延期されていた京都アニメーションの新作映画の公開が、18日から始まり、京都市の映画館には大勢のファンが訪れています。

18日に公開が始まったのは、京都アニメーションの新作映画、「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。
戦場しか知らなかった少女が、手紙を代筆する仕事をするなかで愛や感情に触れていく姿を描いた作品で、ことし1月だった公開日は、去年7月のスタジオ放火事件の影響や新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていました。
事件後に京都アニメーションが完成させた初めての作品となり、京都市南区の映画館には、午前9時45分の最初の上映開始を前に、大勢のファンが訪れていました。
作品には、亡くなった社員も多く製作に携わっていて、エンドロールや公式のパンフレットには、名前が載せられていました。
京都アニメーションの作品のファンだという35歳の男性は、「これだけの作品を製作できているというのは、亡くなられた人たちの思いもあったのではないかと思います。私たちは作品を見ることしかできないですが、これからも新たな作品ができれば全部見ていきたいと思う」と話していました。
新作の公開について京都アニメーションは、「困難な社会情勢のなか、皆さんに作品をお届けできることをうれしく思います。制作、公開にご尽力いただいた関係者の方々、お待ちくださったファンの皆さまに感謝申し上げます」とコメントしています。