女優の“深キョン”こと深田恭子さん主演のドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系 木曜22時)が映画化され、来年公開されることが正式発表されましたが、視聴者からは映画化に対して否定的な声も多く上がっており、賛否両論となっています。
『ルパンの娘』は、推理作家・横関大さん(よこぜき・だい 45歳)の同名小説シリーズが原作で、泥棒一家「Lの一族」の娘・三雲華と警察一家の息子・桜庭和馬の禁断の恋を描いた内容となっており、深田恭子さん主演で昨年7月期に実写ドラマの第1シリーズが放送され、今年10月から第2シリーズの放送がスタートしました。
第2シリーズは現時点で第8話まで放送され、様々なパロディネタを盛り込み反響を呼んでおり、第6話と第8話では映画も大ヒット中の漫画『鬼滅の刃』のネタを盛り込むなどし、ツイッター上でも大きく盛り上がっていました。
そして、3日放送の第8話のエンディングで映画化決定が発表されると、視聴者からは、
などと歓喜の声が上がっており、この日も「ルパンの娘」「Lの呼吸」などのワードがツイッターの世界トレンドでTOP10入りしていました。
発表によると、映画版には深田恭子さんと相手役の瀬戸康史さんのほか、橋本環奈さん、小沢真珠さん、栗原類さん、どんぐりさん、小畑乃々さん、藤岡弘さん、大貫勇輔さん、信太昌之さん、マルシアさん、我修院達也さん、麿赤兒さん、渡部篤郎さんといったレギュラーキャストも登場するといいます。
ドラマ版に引き続き、演出家・映画監督の武内英樹さんが監督を務め、脚本は徳永友一さんが担当するといい、12月中旬から撮影開始予定としています。
フジテレビの稲葉直人プロデューサーは『ルパンの娘』の映画化について、「『ルパンの娘』はとっても映画向きの企画だと思っていました。いや、正直言うと映画になってくれ~と念じながら企画したことを覚えています。武内監督や脚本の徳永さんとも『映画にできたらいいね』と立ち上げの時から話していました。(中略)コロナ禍で疲れた方々の心を少しでもホッとさせたいという思いで制作に挑んでいます。(中略)ドラマを熱心に視聴していただいている方々はもちろん、今までドラマを見ていただけてなかった方々にも思いっきり楽しんでもらえる映画をつくろうと思います。ご期待ください。」とコメントしています。
映画化決定に対しては多くの視聴者から歓喜の声が上がっているのですが、その一方では、
などと、映画化に対しては疑問や否定的な声も少なくありません。
その原因は視聴率にあり、『ルパンの娘』は視聴者から高い評価を受けているものの、それが視聴率には繋がっておらず、昨年7月期放送の第1シリーズは初回8.4%、第2話以降は5~8%台、最終回は9.8%で、全11話の期間平均視聴率は7.1%でした。
今期放送の第2シリーズは、初回7.5%と前作よりも低く、第2話以降は5%前後で推移、第4話では自己最低の4.9%までダウンし、最新の第8話も5.3%、現時点での単純平均視聴率は約5.8%となっています。
これは今期民放のゴールデン・プライム帯(19~23時)ドラマの中では最下位の数字で、これで映画化して大丈夫なのか、大コケするのではといった声が上がるのも仕方がないと思います。
フジテレビでは、2018年に連ドラを放送した『コンフィデンスマンJP』も昨年映画化しており、全10話の期間平均視聴率が8.9%と微妙な数字だったことで心配の声が上がっていたものの、最終興行収入が29.7億円の大ヒットを記録、今年7月に公開された2作目は前作超えの38億円で、劇場版3作目の製作も決定しています。
『コンフィデンスマンJP』も『ルパンの娘』と同じく、ドラマ視聴者から高い評価を受けていた作品で、『ルパンの娘』のツイッター上での反響などから、ある程度の数字を見込んでいると思われますが、二匹目のドジョウを狙い吉と出るか凶と出るか注目ですね。