紀平梨花、トリプルアクセル不発は怪我の影響?三原舞依の涙の理由は?坂本花織今季自己ベスト更新、フリーでの逆転優勝目指す

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欧州以外の国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権は7日、米アナハイムで開幕し、女子ショートプログラム(SP)で2連覇を目指す坂本花織(シスメックス)が2連続3回転などの全てのジャンプを決め、今季自己最高の73.36点で2位につけた。
今季の自己ベストを更新しており、1位のブレイディ・テネル(21=米国)選手との差は2.89ポイント。

グランプリ(GP)ファイナル女王で左手薬指を亜脱臼している紀平梨花(関大KFSC)は冒頭に挑んだ大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1回転半となり、68.85点で5位。
2017年大会覇者の三原舞依(シスメックス)は65.15点で8位だった。昨年の全米選手権優勝のブレイディ・テネル(米国)が73.91点で首位に立った。
男子SPでは昨年の平昌冬季五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)や田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)友野一希(同大)が演技。宇野選手は4位、田中選手は7位、友野選手は12位スタートとなった。

ここから試合後の行われた、各選手のインタビューを見てみたいと思います。

今大会大本命と言われている、紀平選手のインタビュー。

 −(冒頭の3回転アクセル挑戦について)何がああなって、そうなったんでしょうか。

 「うーん、スピードがまず足りなかったのと、まず、トリプルアクセルをするのかちょっと分からない状態で…、全然、まず、この氷とアクセルと、全然今までにないくらいの回数しか飛んでいなかったので…。

あのミスはまあ、起こってしまってもおかしくないような練習量でもあったので。やっぱり明日はまたカバーもして、こけても大丈夫なように、たくさん…できるだけ危なくない程度に飛びたいなって思っています」

 −2本入れるつもりで?

 「いえ、練習でたくさん飛ぼうと思っていて。明日の練習で決めると思うんですけど、1本は絶対に入れるというくらいだと思います」

 −練習で左手をついて転んでいましたが、怖さはありましたか。

 「全然…怖さみたいなのはなくて。まあ、ちゃんと、しっかり集中すればできるかなっていう程度に思っていました」

 −きょうのアクセル以外のほかの演技については。

 「えっと、トリプルアクセルはああなってしまったんですけど…焦らず…、今までも何度かそういうことがあったので、フリップ+トウループのところはすごく落ち着いて、自分の中ではすごくいい出来だったと思うので…。

まとめて今回の演技は…練習からしたら、割とよかったんじゃないかなとも思っていて。でもやっぱりこの演技に対するちょっと悔しさがあるので明日、しっかり頑張りたいなと思っています」

 −練習では何回も靴ひもを結んでいたが。

 「そうなんですよ(笑)朝練がすごくそうで、結構思い切って締めたと思ったら、入ってみたらすごく緩かって…。先生にやってもらったりもしたんですけど、自分の思うように結べていなかったので。

それが今回の朝練で経験できたことで、本番ではそういうことはなく、しっかり…あの、結局自分で道具を使って強く締めることにしたので、それはうまくいったのでよかったです」

 −演技に向かう時、(濱田コーチから)どのような言葉をかけられたのですか。

 「えっと…あの、『真のチャンピオンになるにはこういう試練も必要だし、挑戦だと思って頑張って』と言われました」

 −指は影響は。

 「(笑って)痛みの影響は大丈夫なんですけど…、(ジャンプ時の動作で上半身を)締める時のすごい気持ち悪さというか、抵抗がすごく多いので、何とかしても『握りたい』という気持ちは多いんですけど…。

締める動作が難しいっちゃ難しいんですけど…、だいぶ…1年前にも同じところをやっていたので、慣れてはいたので、そこはよかったと思います」

 −明日は真のチャンピオンを目指して…。

 「ふふふ、そうですね(笑)まあ、ショートプログラムではちょっと悔いが残ったので。でも、ほかでは焦らずできたという成長もあったので。

その…今の経験、きょうできた経験を生かして、きょうトリプルアクセルをミスしておいたから、フリーでは『こういうことがあってはいけない』ということも分かったので。そこをしっかり生かして(明日は)決められるように頑張りたいです」

以上が紀平選手のインタビューでした。

続いては、今季自己ベストを更新して、演技後も笑顔を見せていた、坂本選手。

今日は全部ジャンプ軽々跳べて、自分の中でも一番いいのができました。

―緊張したか?
やばいぐらい緊張しました。

―得点を見たときに、微妙な表情だったのは?
ISUの自己ベストが71くらいで、全日本が75出たので、少し下がっちゃったなというので、「ああ」となっちゃったけど、(ISUの)自己ベストだったので良かったです。
―緊張をどう乗り越えたのか。
こっちに来る前、日本で練習しているときほとんどノーミスでできていたので、練習でやってきたので大丈夫と思って強気でやってきたのが良かったのかなと思います。

―今の順位について。
テネルちゃんがちょっとの点差で上にいるんですが、ほとんど変わらないのでフリーは自分ができる限りの点数を出して、自己ベストを更新したいなと思っています。
日本字選手最後は、三原選手のインタビューです。

―今日の演技について。
こっちに来てからショートで今日みたいなミスをしたことがなかったので、どうしてこうなったのかなと…今日すごく反省したいなと思っている。ずっとミスない演技ができていただけに、本番でできないというのが自分の弱さなんだと改めて感じた。
自分がどうしたいのかよくわからなくなっている。でも四大陸選手権に来たからには、フリーまでしっかり滑り切って最後は笑顔で終われるようにしたい。

―ルッツの失敗を引きずったのか。
今日の最初はじまったときは上のほうのお客さんにまで届くように思いながら、バッククロスのカーブでも壁によりすぎないように、いいコースが辿れていたので自分の中でミスするイメージはわかなかった。ルッツを降りてから、ちょっとよくわかんなくなってしまった。
ミスはミスなのでしっかり今日やってしまったことを明日良いようにつなげられるよう、経験としてとらえていけたらいい。
最初のジャンプの後、一瞬顔が死んでだと思うんですけど、その後アクセルから切り替えることができたのは良かった。アクセルもフリップも自分の中では良いものが跳べた。ステップがレベル3だったのが、一番悔しい。

―最終滑走だった影響は。
それはなかったです。皆さんすごい点数出しているのは知っていて、すごいなと思いつつ、私は別、としっかり(気持ちを)切り替えた。
3選手とも、フリープログラムに向けて、調整を行い、最高の演技をしてもらいたい。

最後に、SPで1位をとった、ブレイディ・テネル選手のインタビューも紹介します。

―今の気持ちは。
今日は普段の練習通りの、良い演技ができたと思います。
―日本女子に焦点が集まっているが、アメリカの女子が2人トップに食い込んだ感想は?
周りのことはあまり気にしないようにしている。でも地元開催の大会で、アメリカの女子がトップに2人入ったのは、とても良かったと思う。

―今日の演技の自己評価は?
今日の演技はすごく良かった。どの試合でも、自分の100%出すように努力している。でも手の動作や膝など、細かいところでまだ改善の余地はあります。

以上コメントでした。

今回の大会では、競合のロシア勢などが参加しないため、紀平選手、坂本選手がとても有望視されていました。三原選手も併せて、メダル独占の可能性も十分にあると考えられている。
紀平選手、三原選手にとっては、幸先がよくないスタートだっただろう。しかし、フリープログラムでは点差が付きやすいため、皆にチャンスがあるはず。
フリープログラムでは、3選手とも、ベストな演技で披露してくれることを期待したいと思う。

▼関連動画▼
2019 四大陸フィギュア・スケート選手権 紀平 梨花SP演技 5位発進

Kaori SAKAMOTO – SP – 2019 4CC – 2019 四大陸 – 坂本花織
https://www.youtube.com/watch?v=1pot-285b3w&t=0s&index=3&list=PLz3E7gFk4s9u-dsY0Fkc6iNw6oS9o_M1R

三原舞依 Mai MIHARA SP 4CC 2019
https://www.youtube.com/watch?v=4-JsAY2UGHA

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#紀平梨花 #坂本花織 #フィギュアスケート