From “The Hymnal of Nippon Sei Ko Kai”
#474 “Lord of all hopefulness” (Tune name “SLANE”)
by Joyce Maxtone Graham Placzek (Jan Struther)(1901-1953)(lyrics)
Irish traditional/Erik Routley (harm.)

Data:
2020.05.20 @St. Margaret Church, Tokyo
Soprano: Miki SAKAI
Tenor: Iwao ONUKI
Organ: Ryoko KAIHO”

@聖マーガレット教会(日本聖公会東京教区)
坂井美樹(ソプラノ)
小貫岩夫(テノール)
海宝良子(オルガン)

解説
日本聖公会 聖歌集
291番「望み満つる わが主よ」

「Lord of All Hopefulness」は、ジャン・ストラッザー(Jan Struther)によって作詞された賛美歌である。1931年の『Songs of Praise』増補版(オックスフォード大学出版局)で発表された。この賛美歌は結婚式、葬儀などを含む各種の礼拝で用いられ、2018年5月19日のサセックス公爵ヘンリー王子とサセックス公爵夫人メーガンの結婚式にて1曲目に演奏された。

旋律
この詞は通常、SLANEの旋律にのせて用いられる。旋律の出典は、アイルランドミーズ州スレイン村(Slane、アイルランド語:Baile Shláine)で歌われていた伝統民謡である。イングランドの賛美歌集では、民謡の旋律を賛美歌の曲に採用した場合、その民謡が歌われる地域の地名を曲名(チューンネーム)に採用することが多い。「Lord of All Hopefulness」のチューンネームもこの例に漏れず、地名であるSLANEが採用されている。なお、SLANEの旋律は賛美歌「Be Thou My Vision」にも用いられている。

出版
「Lord of All Hopefulness」は『New English Hymnal』や『Hymns and Psalms』などの一般的な賛美歌集に採集されている。
また、この賛美歌は、カナダ聖公会およびカナダ合同教会によって1971年に発行された『The Hymn Book』にも掲載されている。ただし、こちらに掲載されているものは、スタンリー・オズボーン(Stanley Osborne)が旋律を修正して、チューンネームを「Avonlea」へ改題したものである。「Avonlea」の版は、アメリカのカトリック信徒によっても使用されている。

日本の賛美歌集においては、『讃美歌21』の「主イェスこそわが望み」等「Be Thou My Vision」の翻訳の方が多くみられる。しかし、少数ながら「Lord of All Hopefulness」の翻訳を収録している賛美歌集も存在し、『日本聖公会聖歌集』においては「望み満つるわが主よ」という翻訳が掲載されている。

「Enpedia」より加筆転載