8月19日、全国の中学生が文化・芸術活動を披露する総合文化祭が岩手県盛岡市で始まった。
県独自の緊急事態宣言が出されている中、感染症対策を徹底しての実施。
西島 芽アナウンサー
「全国の中学生が集まる会場では、席を一つ以上開けたり会話を控えたりなど感染対策が徹底されています」
文化芸術活動を披露する全国中学校総合文化祭。
新型コロナウイルスの影響で2020年は中止となったが、2021年は、参加校以外の入場を制限するなど感染症対策を徹底して開催された。
岩手で開催されるのは東日本大震災が発生した2011年以来10年ぶり。
開会セレモニーでは、野田中学校の生徒が復興支援への感謝を胸に力強い太鼓の演奏を披露した。
野田中学校 太鼓リーダー 大澤陽和さん
「中止になるか危ういところだったが、野田中で受け継がれてきた創作太鼓を発信することができて、いい機会だった」
今回、演劇などの部門に参加したのは、全国34の中学校の約1500人の生徒。
中には新型コロナウイルスの感染拡大のため、映像での参加になった中学校もあったが、観覧した県内の生徒たちは、同じ境遇でがんばってきた仲間たちの演技を真剣に見つめていた。
全国中学校総合文化祭は8月20日(金)まで行われる。