【楽天家というものは】(佐藤愛子)

1.楽天的で向こう見ず。これが私の人生の特徴だ。「楽天的な一生」といえば、一見、春の光に包まれているような暢気な一生のようだが、実際には楽天家というものは苦労を浴びるように出来ているものである。

2.楽天家は現実に対して用心をしない。人を疑わない。何でもうまくいくと思う。これをよくいえば「希望を失わない」ということになるのだが、それはまた同時に「アホ」といわれることにもなるのである。
(上機嫌の本)より
◆佐藤愛子氏の夫の会社が倒産したのは43歳の時。その後、借金取りに追われる壮絶な生活。借金を返すために、書いて書いて書きまくり、直木賞を受賞。どん底の生活が、人生を切り開くきっかけとなった。

◆2度の離婚のあと、90歳を過ぎてから、エッセイ「九十歳。何がめでたい」が大ヒット。2017年の年間ベストセラー総合1位となり、100万部突破のミリオンセラー。そして、現在102歳。

◆佐藤愛子氏は、どんなに苦しい時期があっても、どんな年齢になろうと、「人生は何度でも面白くできる」という。

多くの人が、「もう遅い」と思う年齢で、人生をさらに面白おかしく生きる。それこそが、「楽天家」の真骨頂。いくつになっても「希望を失わない」人生でありたい。