【インフル感染拡大】背景に新・変異株 “サブクレードK” 「既存の免疫をすり抜ける」過去10年間で最大規模の流行予測も【サンデーモーニング】|TBS NEWS DIG

さあ、インフルエンザの現在の流行状況、 こちらなんですけれども、はい、例年より も1ヶ月早く流行していて、23日までの 1週間に停点医療機関からの報告数では 19万人を超えているんです。去年の同じ 時期の報告数は1万2000人ほどだった ので、いかに感染が休増しているのかが 分かります。このまま行けば過去10年間 で最大規模の流行になるという予測もある んです。この急激な感染拡大を引き起こし ているのがこちら。新たな変異株サブ クレード系です。一体どんなウイルスなん でしょうか?え、そもそもインフルエンザ には主にA型とB型があります。A型には 1968年香港で大流行したH3N2や 2009年にパンデミックにつがった H1N1があります。一方のB型には 1987年にオーストラリアで確認された ビクトリア系統があります。このB型と いうのは基本的には人から人にしか感染せ ず構造も単純なので変異が少ないのが特徴 です。一方のA型は 複雑な構造で変異が起きやすく、それに 加えて鳥や 豚など様々な動物にも感染し、さらにそこ から遺伝子に変異が起きて人にも感染する という可能性があるのが特徴なんです。 今回のこのサブクレード系は新型の ウイルスではなくこのA型のH3N2が 変異したものだということでした。 伊藤王子上内閣科クリニックの伊東委員長 によりますとウイルスが変異したことで 1人1の既損の免疫をすり抜ける形になっ て感染力が強くなっていると指摘してい ます。では、その症状はと言いますと、 従来と同じく 高熱や咳、喉の痛みなどの呼吸症状に加え て吐き気や蹴り、食欲不審など胃腸の症状 が目立つのも特徴なんです。この サブレード系の流行の背景に背景ですが7 月から8月にインフルエンザの流行の ピークを迎える南半球で出現し、その後北 半球のイギリスなどで旧拡大しました。 これがなぜ日本で流行したのか、その要因 について伊東委員長2つの可能性を指摘し ています。まず1つ目はインバウンドです 。 法日観光客によって夏の時期に国内に持ち込まれた可能性があるということなんです。そして 2 つ目は猛所。今年の猛所でエアコンの仕様が増え喉が乾燥して免疫力が下がったところに冬の乾燥が重なり感染しやすくなっていると考えられるということなんです。 そして気になるのはワクチンの効果です けれども実際に診察を行っている伊藤委員 長はそもそもワクチンは感染予防効果より 重症化予防に効くもので現状聞いていない という実感はないと指摘しています。 ワクチンの効果は保たれているのではと 述べワクチンの摂取をしています。はい。 さする サブクレード。それから年末にかけて移動 や集まりが増える中、さらなる警戒が求め られています。以上です。

28日に発表された、インフルエンザの感染者数。全国で定点観測している医療機関の平均で、1週間の感染者が50人を超え、前の週から約1.4倍となりました。39の都道府県で警報レベルの基準を超えていて、過去10年間で最大規模の流行になるとの予測もあります。その要因となっているのが「サブクレードK」と呼ばれる新たな変異株です。

■既存の免疫をすり抜ける「サブクレードK」

急拡大するインフルエンザは現在、例年よりも1か月早く流行しています。23日までの1週間に定点医療機関からの報告数は19万人超え。2024年の同じ時期の報告数は1万1678人だったので、いかに感染が急増しているかが分かります。このままいけば「過去10年間で最大規模の流行になる」という予測も…

この急激な感染拡大を引き起こしているのが「新たな変異株=サブクレードK」です。一体どのようなウイルスなのでしょうか。

そもそもインフルエンザには、主にA型とB型のウイルスがあり、A型には、1968年に香港で大流行した「H3N2」や、2009年のパンデミックにつながった「H1N1」があります。

一方のB型には、1987年にオーストラリアで確認された「ビクトリア系統」があります。このB型は基本的にヒトからヒトにしか感染せず、構造も単純なため、変異が少ないのが特徴です。

一方のA型は複雑な構造で変異が起きやすく、それに加えて、トリやブタなど様々な動物にも感染し、遺伝子に変異が起きることで、そこからまたヒトへ感染する可能性があるのが特徴です。

今回の「サブクレードK」は、新型ウイルスではなく、このA型の「H3N2」が変異したものでした。

いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤院長によりますと「ウイルスが変異したことで、1人1人の既存の免疫をすり抜ける形になり、感染力が強くなっている」と指摘しています。

症状は、従来と同じく高熱や咳・のどの痛みなどの呼吸器症状に加えて、吐き気や下痢、食欲不振など胃腸の症状も目立つのが特徴です。

■流行の背景に「インバウンド」と「猛暑」?

この「サブクレードK」の流行の背景ですが、7~8月にインフルエンザのピークをむかえる南半球で出現し、その後北半球のイギリスなどで急拡大しました。

日本で流行した要因について、伊藤院長は2つの可能性を指摘します。

まず1つ目は▼「インバウンド」。訪日観光客によって、夏の時期に国内に持ち込まれた可能性があるということです。

そして2つ目は▼「猛暑」です。今年の猛暑でエアコンの使用が増え、喉が乾燥し免疫力が下がったところに、冬の乾燥が重なり、感染しやすくなったと考えられるということです。

気になるのはワクチンの効果ですが、実際に診察を行っている伊藤院長は「そもそもワクチンは感染予防効果より重症化予防に効くもので、現状、効いてないという実感はない」と指摘しています。「ワクチンの効果は保たれているのでは」と述べ、ワクチンの接種を奨励しています。

急拡大する「サブクレードK」。これから年末にかけて移動や集まりが増える中、さらなる警戒が必要です。

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