Robert Alexander Schumann 作曲、H.Heine 作詞:Dichterliebe Op.48.No.1~16. (詩人の恋 全曲)
ピアノ:平野潤
「詩人の恋」は大学時代にレコードで通して聞いて好きになった。通して聞いても25分くらいで、コーヒーを淹れてゆっくり飲むのにちょうど良い長さだったという事もあって一時期たびたび聴いていた。全音の楽譜の巻末にハイネの詩の対訳が載っていて、コーヒーをすすりながら読んだりもした(と思う・・・遠い昔なので忘れました)。とても変化に富んだ16曲です素晴らしくかっこいいのだが、とても早いパッセージの曲とかもあって、とても自分の実力で歌えるとは思えない曲集だった。そんなわけで勿論これ迄一度も歌った事が無かった。2017年7月30日の静岡音楽館AOIでのびわの会10th.コンサートで何を歌おうか色々考えていたところ平野君が「詩人の恋 演ろうよ」というので、「え〜っ」と思いながらも何となく歌うことになってしまった。それから先ずはいつも通りお手本の聴き込みから始めた。学生時代から聴き慣れたFischer-Dieskauので聴いていたら、徹底して元調主義の平野君が「元調でなくちゃ〜」と言う。そこでFritz WunderlichのCDを毎夜仕事しながら聴き込みに励みました。実際に合わせ始めたのは今年(2017年)の2月からで、7月30日の当日迄月一回のペースで楽しく歌って遊びました。まあコンサートも楽しいんですが、何と言っても練習が楽しいです。博識の平野君にはいろいろと教えられる事が多く、大いに勉強になりました。初めは早いパッセージの曲などはとてもコトバが付いてゆかず、ラララ〜でごまかして歌ってました。とうとうラララ〜のまま本番を迎えるんじゃないか?と思われる曲もありましたが、何とか本番で16曲全部通して歌えました。しかしやはり声力が持たず、終曲の最後が少しヒヨヒヨしてしまい残念でした。これをお聴きになってNGをつけたくなる方も多くおられるとは思いますが、シロウトながら半年間ゼロから努力した結果ですので自分としては自分をほめてあげたい気分です。実際練習から通して,これでも本番が一番うまく出来ました。それにしてもいつもながら平野のピアノ、いいな〜。今回は一生歌うはずの無かった「詩人の恋」を歌うきっかけを作ってくれた平野君と、夜な夜な捲まず撓まず根気よく指導してくれたFritz Wunderlich 先生に大感謝です。・・・それにしても練習楽しかった・・・。当日のコンサートではAOIホールの3台のコンサートグランドのうちベーゼエンドルファーではなくスタインウエイの方を選びました。このピアノ、一週間前に更新で入ったばかりの新品でしたので、音がきつくてずっとペダルで調節しながら弾いていたそうです。また私が歌った同じホールの同じ立ち位置で3ヶ月後(H29年11月25日)にMark Padmoreが「詩人の恋」を歌います。勿論既にチケットは買ってあります。とても楽しみです。
恐れを知らぬアマチュアの私ですから、平野君と(平野はアマチュアではありませんが・・)「次は白鳥の歌だ〜」と盛り上がってます。
当日のパンフレットの平野君のこの曲についての解説が秀逸なので、近日中に転載予定です。