浜田光夫が語った!忘れられない女優・吉行和子? 吉永小百合
青春スター浜田三光夫は小役時代から映画 会で活躍し、昭和35年11月に公開され た映画ガラスの中の少女で日活デビューを 果たした。相手役には当時まだ売り出し中 であった吉永さゆりが抜擢され2人の ういしい共演は大きな注目を集め浜田に とって幸先の良いスタートとなった。浜田 自身も公年著書青春浜田三光夫子おの中で 私は駆け出しながら監督や共演者に恵まれ 次々とヒット作品に出演することができた と当時を振り返っている。その言葉の通り 日括での日々は彼にとって青春そのものの 舞隊でありまるで学園の大通りを歩むよう に輝きに満ちていた。とわけ吉永さゆりと の数々の共演は浜田の青春を語る上で 欠かすことのできない宝物であった。 スクリーンの中で2人が折りなすよらかで 透明感溢れる恋模様は観客の心を強く 引きつけ昭和の映画市の中で数多くの 名場面を生み出した。やがて浜田三尾吉 さゆりコンビは青春映画の大名詞となり 多くの若者たちの憧れと共感を呼び起こし たのである。浜田にとって日活での日々は 単なる役者生活にとまらず自らの人間的な 成長をも支えてくれた大切な時間であった 。撮影所で交わした先輩俳優やスタッフと の交流、映画作りにかける情熱、そして 観客から寄せられる声援、その全てが彼の 心に青春の光として輝き続けている。その 中でも浜田にとって忘れられない俳優が 女優の吉和子であった。残念ながら吉之は 今月の2日に90歳でお亡くなりになった が、そんな吉之との共演でとても印象に 残った作品がこの若さある限り出会った。 浜田は女教師の吉之行にほかな恋心を抱く 高校生役で出演し彼女の後を追って先生の 宿泊する旅館に止まり、こっそりと夜に 部屋を抜け出して先生の1人の部屋に入っ ていくという当時の浜田にとっても衝撃的 な役だった。実際にやつ年上の義之が成熟 した大人の女性に見え浜田市曰く底はと なく匂う色気があったと言っていた。また 本人の浜田も告白しているが、この当時は まだ童貞であり、より役柄以上に妄想を いつも以上にたましくしていた。それは まるで役柄を忘れるくらいの胸が高なる 瞬間だった。しかしこれは撮影スタッフ 一度をいる中での映画の撮影シーンである という自覚以上に成熟した大人の女性吉の 色家が勝さってしまったのだ。やがて カメラが回り、現場に緊張が走った。先生 、好きだ。浜田はセリフを叫び、布団に 横たわる浴衣姿の吉雪に飛びつく。 シナリオ上は淡い恋心が空回りする青春の 一幕に過ぎなかったが、実際の浜田にとっ ては胸の鼓動が抑えられないほどの出来事 であった。だが、あまりの同様に演技は ぎこちなくなり、何度もNGを出して しまう。スタッフの笑い声や監督の指示が 飛ぶ中で浜田は自分の心の動きをどう制御 すれば良いか分からなくなっていた。役柄 と現実の教会が曖昧になり、演技である ことを意識してもなお吉之の放つ大人の 魅力に飲み込まれてしまったのだ。吉之は そんな浜田を責めることなく、むしろ 落ち着いたマざしで彼を見守り続け、撮影 の合間には静かに優しく微笑み。若き日の 浜田を少しずつ安心させた。こうしていく どものテイクを経てシーンは完成したが、 彼にとってそれは役者としての成長の試練 であると同時に忘れぬ大人の女性との 出会いでもあったのだ。青春映画のワン シーンは彼にとって人生そのものを彩る 大切な思い出へと変わっていったのである 。
参考文献 「青春浜田光夫」著書浜田光夫
