ラジオドラマ「『海と空の青』~演じるとはなにか~」番外編
[音楽] 東京FM AT [音楽] ここで今回ご出演いただいたお2人にお話 を伺いたいと思います。 えっと、まずはですね、率直にあのこのラジオドラマを演じていただいたそれぞれの感想からお伺いしたいと思ってるんですけれども、大方さんいかがですか?あの感想いかがですかと聞かれてなんかこうどういう風にお答えになられるかなと大変ちょっと興味深いところなんですがいいやいやこの社長さんがいやこういうことに興味があってこの女優さんの [音楽] 1芝居を見てちょっとしたニュアンスの違 で演示分ける その技術というか そこに圧倒されてなんか演じるってことは 何なのかなと思る のかま自分もしかしたら演じてるのかなっ てそこで思はちょっと分からないんです けど僕はあんまりこの 親として うん 演じたり うん え子供に対して演じるとかあんまりそうやって演じるってこと自 あんま考えたことがないので僕は秋本さんに委ねようと今回 [音楽] 思って今日は来たんです。 そうなんですか。はい。 でもなんか今さんのお話を 伺って思ったのが 私もじゃ母親としてどう接するとか うん。 じゃあ仕事してる時って演じるっていう感覚がそうですね。それは無意識だからその うん。 この社長さんだとすると俺は社長を演じてるんだっていう うん。 いう感覚と全てを演じるっていう言葉にするとまたちょっと違うのかなっていう。 [音楽] うん。うん。 お仕事してる時はその俳優として皆さんこう演じてるはあるけど そこのなんかやっぱりうん。 言葉としては一緒だけど うん。子供に母親としてっていう 役柄として接してはいないからそこの 線引あるんだけどこの女優さんみたいにあの言語化ができないっていう うん。 あの今の秋本さんのお話でえっと実際のドラマの中にあの演じるということの言語化っていうセリフが出てきましたよね。 はい。 で、これ、あの、今お話があった通り、えっと、普段俳優としてお仕事をされている時には演じるということを意識してされてる。 で、一方でそのお家庭でご家族とこう接してる時にこう演じてるということを、ま、意識してないというか演じるということの意識がないというようなお話だったかと思うんですけど、 本来は多分演じてる時もお仕事の時も演じてるけど演じてないのが多分 1 番なんか意味わかんないこと言ってるんですけど、 その感覚がないのが1 番ベストだとは思うですよ。な、 なんでなんてだろ。 うん。うん。演じてないように演じたいわけですよね。 そこをみんな目指して うん。 演じてないように見せるた上にその前にいろんな準備とかした準備とか色々するけど、あ、この人演じてるなって見られたらああ、 果たしてそこがじゃあ素敵な俳優さんなのか。 この人何もしてなく見えるねが 1 番私はだから褒めことなんて言うんですかね。 そうですね。あ、 難しいでも言語ができないってところは私このセリフ見て うん。 確かにこれどうですかって言われるともう本当に うん。 逆にこれを言語化してすごいスラス喋る俳優さんいたらちょっと私はなんかすごいっていうのと うん。うん。 ちょっと一瞬 ま、違和感を覚える感じですかね。ああ、 違和感がなんかおおって うんうん なっちゃう。 ああ、 人もたりいなかったり。 ああ、なるほど。 いう感覚。 うん。 本当本当一緒ですよ、それは。うん。だから、ま、違うお 2人がうん。 あの、例えばうん。演劇に携わってる人たちが今日このうん、 え、ドラマをやって 彼らに聞いたらまた違う うん。 答えが出るんだろうとは思うんだけど うん。ま、あんまりこのうん、 演じるということに関してはうん。あんまり僕らはうん。意識してないというか うん。 意識しないようにしてんのか、そんなことより違うやることがあると思ってんのか。 え、芝居する上でね。うん。 うん。他のものをしゃっていたっていうのがあるのか。 あの、先ほど大方さんが役を演じる時にそのう演じようと思って演じないみたいなお話をされてましたよね。 [音楽] うん。演じないように演じる。 ああ。演じないように演じる。 それってちょっと言い方を変えると演じる時、役を演じる時に はい。 具体的にはどういったことをこう気をつけられたりとかします。 恥ずかしい。 いやいやでもこれもね、 すごい恥ずかしい。 ま、役によっても色違うんでしょうけど、そうです。 ま、一番最初にね、僕はデビューしてすぐに言われたのは、 あの、ここに書かれてるのは台本のセリフなんだけど、 セリフなっちゃダメなんだよって言われたんです。 お うん。これはセリフであってセリフじゃない。 うん。 お前の心の底から出てくる言葉にしろと。ここに書いてあるセリフはね。 うん。 うん。なんかその自分の心から出てくる 言葉にするために気をつけることとか、 あとは出てきたアウトプットを見て、あ、 これは自分の心から出てきたなってこう 思える瞬間どう いうことなのかなってのはもしいや、ま、 芝居というのはうん、その正解がないもの でうん、それは監督がその時にオッケー 出すか出さないかっていうところにもよる ううん。 実際に撮ったところとった場面とか尺と変わってされることだってあるわけじゃないですか。 あ、そうか。編集されて うん。うん。うん。 もうちょっと短くなってたり、違うショットが途中で入ったり、そういうところで、 え、逆にリアルになったり、リアルにならなかったり、 いろんな瞬間があるので うん。 それは一概にうん。はえないんですよね。 うん。ええ、ええ、ええ、 多分セリフはあるんですけど、その感情が動くところには嘘があるとセリフも言えないから多分もうそれ時点でうんって多分疑問が自分の中に残ってたら多分そのセリフも [音楽] ああ、 ただセリフのように出てくるだけていう。 ああ、 そうなのかな。 [音楽] うん。 そうするとあれですかね、なんかあの今お二方のお話伺っていて演じるっていう言葉の持つこう意味が作ったものみたいなあのイメージに近いイメージなのかなとも思ったりもちょっとしたんですけどそれは違う。 削ってくなんか先落とすに近い。 最終的にその人物像バーって入れるまですごい苦労したり準備皆さんなさっていろんな知識入れたり うんうんうん あの努力なさると思うんですけど最終的にカメラの前にいる時はもう本当削ぎ落としたその方の心 うんうん の角の部分だけ持って うん 現場に行ったら 自然とそのセリフがそのシーンで相手と退治した時に出てきた時はそれが 1 番なんかお芝居なんだけどお芝居してない感 みたいになる時が うん。うん。ある からなんかあんまりこうがっつり作ってますって感じじゃなくて 削ぎ落とした中にその 空気感とか うん。うん。 そういうシーンが うん。 1人1 人の役者さんとかで作ってくものなのかなって。で、私もこんなに うん。 そう演じることについてなんかこう一生懸命語ったことってなかなか [笑い] ないのでうん。うん。 でももうあれでしょうね。 もう、あの、二方とも俳優としてやっぱりこうキャリアを積まれてきてるので、もう多分その自然にこう自然にというかこう演じるということを意識せずとも表現ができるようになられてるような気もするんですけれども、岡田さん逆にその先ほどあの、えっと、デビューを守リフの使い方についてそういう助言を受けたっていう話がありましたけれどもそれは今でも毎回こう意識をされます。 [音楽] それともうある時点からなんかセリフのこうし方っていうのはそもそももう意識をしなくなってるのかその辺っていかがですかね? いやもうそれはずっと最初に頂いた言葉は今でも大事に知てますね。 うん。うん。ええ、 なんかそういうこういろんな役柄を演じていく中で秋本さんがこうなんか大事にされているそういう言葉というかそういったものってありますか? ま、舞台はあの 1 回始まっちゃった最後までバーってもう続けなきゃいけなかったり、また映像は映像で同じお芝居を何回もやうん。 やったりってうん。 それぞれ違いはあると思うんですけど、私が見る景色はこう初めて見る景色で初めて聞くセリフで うん。 何回もやってるとだんだん多分感情も慣れてきちゃう。やっぱり うん。 意識してもなっちゃう時があるので うん。うん。 これは毎回見るもの聞くものここで感じることは全部初めてのことだっていうのを 1回復してから あの現場だりとか うん。うん。 はしてますね。 うん。 いや、だからお二方のお話の中にもあり ましたけれど、いや、エンジェルって そもそも何なんだろうっていうのがすごく 僕の中で興味が湧いてきたことで、あの、 今ね、お話伺っていてもプロの俳優として こう演じるということについてもこう言語 化が難しいし、そもそもこうね、意識をね 、しっかり持つものでもないようなことの お話がありましたけど、ま、それだけそう なんて言うんですかね、え、表現する側、 表現を受ける側にとってももう万別なあの 言葉なんだろう なと思いますし、それがゆえに多分その表現者があの相手にこう与える影響ってのも大きいんだろうなっていう風にはすごく思いますね。 ということでちょっと色々滝に渡ってお話を伺ってきましたけれども、ま、演じるということをテーマにあのラジオドラマを作りまして、え、お二方に演じていただき、あの演じることをテーマにですね、少しお話を伺わせていただきました。お二方、どうもありがとうございました。ござ、 ありがとうございました。 [音楽] 東京FM
出演:緒形直人、秋元才加
ナビゲーター:新井将能
ラジオドラマ「海と空の青~演じるとはなにか~」
緒形直人さん、秋元才加さんに、ラジオドラマを演じての感想、
そして「演じる」・・・ということについて改めてお伺いしました。
役者としての本質に迫る鼎談をお楽しみください。
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