【新型コロナ感染】名古屋の病院の現状は?武藤義和医師が解説
TBSPodcast 発信型ニュース DBS954 小木上 セション 緊急事態宣言 延長判断を菅総理らが協議へ来週 [音楽] 11 日火曜に期限を迎える東京大阪京都兵庫 4等府県への緊急事態宣言を巡って菅総理 はこの後関係閣僚らと延長の是非などに ついて協議する見通しです。4等県の新規 感染者を巡っては先月25日に3度目の 緊急事態宣言が出された後も依前高い数字 で推移していて大阪府の吉村知事は昨日 記者団に対し現時点では解除は難しいと いう認識を示しました。こうした状況を 踏まえ菅総理は夕方西村経済再生担当大臣 や田村厚生労働大臣ら関係閣と協議各地の 感染状況の分析に加えて11日に期限を 迎える4等府県への宣言の延長の是非など についても話し合われる見通しです。 また政府のコロナ文化会のメンバーでも ある岡部信彦内閣官房は菅総理との昨日の 意見交換の中で菅総理は連休中でデータが 不安定ということもあって宣言の解除を 巡る判断は難しいという認識を示したと いうことです。一方東京都は今日新規感染 者が621人だと発表。また蔓延防止等 重点措置適用の要請を今日正式決定する 札幌市では東京オリンピックのマラソンの テスト大会が開かれました。テスト大会で は感染対策として市民に遠動での応援自粛 を求めて開かれましたがスタートとゴール 地点となる札幌中心部の大取り公園には カメラを構える人の姿が見られました。 このような中、福岡県や茨城県、岐阜県、三重県、徳島県からも政府に対し蔓延防止等重点措置の適用の要請が相ついでいます。 では、え、愛知県瀬戸市にある生、え、公立厚生病院の感染症内科主任部長の武藤義か和石に先ほどお話を伺いましたので、その模様をお聞きください。 はい。 無藤さん、こんにちは。 こんにちは。 よろしくお願いします。 よろしくお願いします。まず 無藤さん、新型コロナ患者の方対応されていらっしゃると思いますが、現在の病院の様子はいかがでしょうか? はい、そうですね、 2 月ぐらいですかね、愛知県全体が落ち着いてる中で地域ではですね、ま、高齢者の集団発生があって入院者数が増加あったんですね。 はい。で、ちょうど4 月ぐらいにやっと収まったかなって思って減ってきたかなっていう時にその 4 月の中旬からやっぱり突然外来とかの診断されるケースがですね、いきなり増えてきて結果的に県全体も増えてきて現在はですね、もうかなりさ数が増えているってのはですね、自覚している状況でして うん。 ま、本日も特に午前のうちにもせ 2 件も入院以来があるとかですね、ゴールデンウィークも毎日保険上ともやり取りしてるような状況でございます。 なるほど。4 月の中旬に休増していったというようなその時期というのはどうしてたという理由が考えられますか? そうですね、他の件でもですね、都道府県でもやはり患者さんの増加が出ているということからやはり一旦収まってきて緊急事態宣言が開けて収まってからその動きが活発になって結果的にさんの数がまた増え出したっていうのはその 4 月中旬ぐらいからなのかなという印象を持っておりますね。 うん。なるほど。 また、あの、現在のその名古屋など愛知県の描の状況とはいかがでしょうか? はい。愛知県はですね、もう名古屋周辺ではですね、万を超えている病院もあるという風には聞いておりまして はい。 県全代では大体6割から7 割ぐらいの描も埋まっているという風に聞いてます。 うん。 うん。そういう意味ではイもですね、え、今 7 割を超えているような状況でして、なんとか対応できるけれど、ちょっと集団反省が、集団感染が起こって、え、党員に搬送依頼が来るともうすぐにパンクしてしまうような懸念をしております。 うん。なるほど。ということは今はその引迫しているあの満性ではないけれども非常にこうま厳しい状況にはあるわけですか? そうですね。わゆる綱当たりの状況のようなそういう印象を持ってますね。 うん。 今この緊急事態宣言するかどうかという議論を様々な地域でしているわけですけれども、この点無藤さんはどう感じになりますか? そうですね、特に都市部ですよね。関東や大阪周辺の関西ここに関しては少なくとも今の現地点で 5月11 日で会場っていうのは不可能に近いんじゃないかなという風には感じてます。 うん。なるほど。そうした中野藤さんの病院では変異ウイルスの感染されてる患者の方との割合というのはいかがでしょうか? そうですね。体では大体40%から50% という風に聞いてまして はい。 で、当地域もですね、保険所を通じて検査依頼をしていますが、やはり同じぐらい半分ぐらいですねの方が変異であるって話を聞いております。 うん。 この変ウイルスへの対応、これまでのあのウイルスとの違いというのはいかがでしょうか? そうですね、適には若い方で患者さんが増えているとか若い方の重賞者が多いという風には聞いてますが、この党員での経験とかですね、個人的な印象ではいわゆる 1つの集団での2 次感染者が多いっていう印象なんです。 うん。 すなわち 1人が感染して10 人で食事会をしたら従来のウイルスだったらそのうち 23人が感染するっていうものだったのが はい。1 人が感染していたら10人中78 人場合によっては10 人全員が感染するようなそういった近しい人たちと一緒にいる時に発症者が出ると感染力がものすごい強いようなそんな印象なんです。 [音楽] うん。 となると濃厚接触のリスクも高いと思うんですけれども、あの多方で濃厚接触の例えば定義を変ろ得ないようなところもあるんでしょうか? そうですね。現時点では濃厚接触の定義自体は早急に変えるってわけじゃないと思うんですけれど はい。 少なくとも検査をする対象者は少し広げてみてもいいのかなと思ってはいるんですね。 うん。 あとはそのちゃんと検査をしっかりとして濃厚の可能性がありそうな人は自主的に隔離されるようなそういったことは積極的にした方がいいかなとは思っております。 なるほど。そうした中ム藤さんあの描そして検査の体制などこうした状況についてはどうご覧になってますか? そうですね。党員の場合はまず入院される方にはですね皆さん高原検査というですね結果が出るものこれをさせていただいております。 [音楽] はい。 その上でさらに疑わしい方であるとか発音熱がある方に関しては PCR 検査という形で外部の検査会社を通じてやっておりますので うん1 年前とかに比べると検査に対する必迫はなくその通りなく行えているかなというような印象はあります。 うん。なるほど。そうなんか診察や治療にあたって現在注意してる点というのはどういったところなんでしょうか? そうですね。やはり時間はですね感染対策なんですよね。 はい。 すなわちコロナさんに、コロナウイルスに感染してしまった患者さんに対してできることっていうのは多くはもうほとんど決まってきていて治療方信もですね的に共通のことはできるようになってきてるんです。 うん。 しかしですね、やはりそれが引内で感染集団発生が起こってしまいますと、やはりそれで一気に医療現場の機能が停止する場合によっては周辺の施設でそういう集団感染が起きてたくさんの患屋さんが来るとそれでもやはり停止してしまう。 すなわち実際にコロナの患者さんをですね、コロナの患者さんに退治している職員は適切な感染対策をしていますがはい。 本当にこの人がコロナの患者さんなんて分からなかったよっていうような患者さんと接してしまって職員が知らない間に広げているとか うん。 逆にそういう患屋さんが他の患さんに広げているとかそういったですね、わゆる引内の感染集団発生が 1番懸念していてこれに関してはやはり 20 時間以上にですね私もですね心をですね。 [音楽] はい。 この様々な防護服を切るであるとか、ま、豆の消毒であるとか、いろんな体制を徹底することというのは、あの病院での様々な労働というものをこう増やす側面がありますけれども、あの、医療リソースの筆迫用医療従事者の方々の疲労というものはいかがでしょうか? そうですね、1 年前に比べるとだいぶ現場の人間もですね、ま、パターンとかですね、やり方分かってきておりますので、 という意味ではですね、振動に関しては減ってはいるんですけれど、ただやっぱりそれをしなければいけないというですね ね、ま、仕事量、業務量の増加っていうのはですね、やはりかなり苦しいという風には聞いておりまして うん。 いわゆる、え、ガンが足りない、手袋、マスクが足りないっていうことももちろんありますけれど、それに加えてどちらかというといつまで一体これやり続けなきゃいけないんだっていうような、そういう出口の見えないストレス、こういったものはですね、現場にすごい伝わってきてるなという風には感じます。 うん。 そうした中でワクチンの状況というのは非常に重要になるわけですが、 この藤さんの病院ではワクチン摂取の状況というのはいかがでしょうか? はい。そうですね。今ですね、指定期間という風な形で、ま、コロナウイルスの患者さんに関して対応してる病院ですので、 1 回目の摂取に関してはですね、このゴールデンウィーク前で職員に関しては全員罪で終了したという状況でして [音楽] はい。2 回目の摂取をゴールデンウィークが引か、え、一部職員に対して始めていくという状況なんです。 うん。なるほど。 また、あの、高齢者や基礎疾患のある方々への摂取がですか? そうですね、4 月の中旬からですね、愛知県でもですね、え、都道府県のですね、市町村のですね、え、行政を中心としてですね、開始をしておりまして、当もそれにですね、一緒に行っておりまして、高齢者の方のワクチン摂取がやっと始まったところというところです。今 うん。なるほど。 あの、他の色々な医療関係者の方々などと例えば情報交換したり、あいるんな情報をこう収集されたりされてると思うんですけれども、 この地域によってそのワクチンの摂取状況かなり差も出てきてるように思うんですが、そこについてはどう感じでしょうか? そうですね、本当にこう我々のような指定領域感だからこそ早めに打つことができたということはあると思うんですね。 はい。 いわゆる大きな病院でも指定期間でないとまだ打っていないところもあれば実際にあのワクチンをですねっていう風な形で業務されている海業の先生がそもそもまだ打っていないとか うん。 要はご自分が打っていないのにさん打たなければいけないというようなですねそういったものも聞いておりますので これは本当に地域によってですねやはり待ちまちあることであるとか行政の動きのえ差がですねという風には感じます。 なるほど。 また、あの、東京オリンピック、パラリンピックの開催、これをどうするかという議論決着がついていないわけなんですが、藤さんはこの点、公衆衛生の観点などから、あるいは医療理想の観点からですか? そうですね、ご品に関してはいろんな議論があると思うんですけれど、 個人的にはそのどういった形でやりたいかが全てかなと思ってるんですね。 はい。 要は本当に本当にその選手の方がただしっかりとスポーツするだけで選手周辺の方が徹底した対策を取ってもう例えば仕事競技が終わってから夜の町に日本に繰り出そうなんてことをしたらもう取られる類ル違反でその時点で失確認するぐらいの覚悟 ええ そのぐらいがあるのそのぐらいの覚悟の強制力の覚悟があるならいいんですけれど やはりそれは不可能だと思いますし全員が絶対守れると言えないんだったら開催するのは難しいかなと思っているんです うん。 ただ1 番重いのはですね、その今のこの日本の空気を個人的に感じるのは はい。 いわゆるこの日本の患者さんを減らそう、感染対策を頑張ろうっていうための 1 つの目標としてごをやれるぐらい日本の感染を減らそう。開催のために対策を頑張ろう。結果的に患者さんが減れば嬉しいじゃんていうようなですね。 [音楽] うん。うん。 考え方が日本中にあればいいんですけれどう そうじゃなくってどちらかというとどうせできるわけないじゃないか。患者数増えるに決まってるじゃないか。 なんで外国の人間なんか入れるんだ。そんなのやるなっていうそもそも中止しろよっていうようなそんな空気が多くて うん。 そうすると頑張って感染対策をして結果的にさんが減ってご輪もできたら嬉しいよねって前向きの感染対策のモチベーションに繋がってないような印象を受けるんです。 うん。え、 なので結果的に頑張って対策してもやっぱり 5 輪が無理でしただったらさんが減ってみんなハッピーだと思うんですけれど はい。 そんなんできるわけないだろうっていう、こうみんながこう思い思いに意見が分断されているっていう社会はやっぱり健康かなと思っているので [音楽] うん。 こういろんな意見がある中でも少なくとも患者さんを減らそうっていう 1 つの目標だけは触れないで欲しいなと思ってる感じです。 なるほど。ま、今はゴールが共有されてない状況なので感染抑制というゴールはあのずれであったとしても共有が必要になりますよね。 その通りなんです。 うん。 また、あの、こういった新型コロナの治療や診察通じて感じてるところと、あれそのメディアの報道やあるいは多くの方々とのギャップを感じる点というのはあるんでしょうか? そうですね、やはりこの我々医療者現場で働いてる人間が感じているもの、伝えたいものっていうのはほとんど 1 割も伝わってないかなと思うこと結構あるんですね。 それは一般の方だけじゃなくって実際医異医療現場すなわちこう新型コロナウイルスを退治している方々以外の一般の診療されてる方々もやっぱりそれは伝わってないとのはすごい感じるんです。 はい。 その正しい知識を伝えたいと思って発信をしていてもやっぱりまメディアとかですね、それこそラジオ、インターネットメディアにですね、いろんなことを言われて結局振り回されて今実際何が正しいかわからないだから何していいかわからないっていう風になってる方多いと思うんです。 うん。 なので1 番言いたいのはやっぱりイデオロギーとかそういう主義主張の違いで対立するんじゃなくって、 まずは敵はコロナなんだからとりあえずコロナと戦うっていう気持ちをですね、みんな持ってほしいなといつも考えてるんです。 うん。特にあの謝った情報が広がってしまったな、謝った論点だなという風に思う点というのはあるんでしょうか? そうですね。やっぱり1 番最近思うのはただの風とかですね。 はい。 自分がってもだもんでるとか逆に自分はかかってもいいから若い人にワクチンを譲ろうって言われてる高齢者の方いうのもまたですねやっぱり謝った考え方かなとは思ってはいるんです。 [音楽] [音楽] うん。1番は患者さんを減らすことが 1 番ですので、どんな理由であれかかってもいいもんに思っていちゃっていうのはですね、この方がいいと言ってもその方から周りに感染するかもしれませんし、 [音楽] 結果的に周りの大切な方、自分にとって大切な方が重賞化するかもしれないし、 そういう意味で感染症ってのはその人個人の問題じゃないので、患者さんを減らすことが 1番である以上はかかってもいいや。 継承だから自分は恒例だからそういう理由に問わず絶対にかかりたくない、かからないようにしよう、みんなで頑張ろうっていう風に思うところから始めてほしいなと思ってます。 うん。 また最近の感染状況などでこうしたスポット、こういったタイミングなどで感染するケースが増えてるというようなこというのはあるんでしょうか? そうですね。 都会ですとやっぱり路上の実という風によく言われておりますし、 あとは家族大感染とかですね、いわゆる同居するぐらい近しい存在における感染がすごい増えてるなっていう印象を受けるんですね。 はい。 やっぱり変異株ですね、わゆる英国株と言われてるものって感染力は強いのは事実だと思うんですね。 ええ、 ただそれがすれ違っただけで感染するぐらい強くなったわけじゃなくって、おそらく同じ屋根の下にいるような人が同時に感染する 2 次感染を起こすリスクが極めて上がってるようなそんな印象なんです。 うん。 なので1 人発症するとその周辺がみんな感染してやってくるみたいな。それがおそらくこの患さんの増加に関係してるんじゃないかなってすごい感じますね。 なるほど。 となると親密な関係の間でも一定以上の注意対策が必要だということですか? そうですね。ま、家族内で完全にベ質でご飯もずらしてってのは不可能だと思いますので はい。 ここはやはり家庭内に持ち込まないっていう意識を皆さんが持つことが大事だと思うんですけれど うん。 例えばそれこそ職場で会話をするとか飲み会をするとかですね。 やってはいけないというよりかは意識して感染対策をしっかりしようって意識しながらやるようなそういう風なのは大事かと思いますしおそらく従来通りの気持ちでやっていると うん 患者さんの数は一気に増えるんじゃないかなと思うんですね。 うん。ま、そうしたようなその注意点というのは職場の方でも例えば職場内の環境を整えるであるとか地域ごとにできることというのもまだありますよね。 そうですね。やはり換気であるとかですね。 そういった手洗いであるとかマスクもそうなんですけれど、やはり鼻を出してマスクをされてる方もいればお話する時だけマスクを話して話してない時はマスクをつけるような逆のことやってしまってる方もあるんですね。 はい。 人間ってやはり慣れてくるとだんだんだんだん対策は慣れてくるんですね。 適当になってきてしまうと思うんです。 うん。これはあの一般の方だけじゃなくて 医療者もそうなんですけれどなので今一度 何が大切な感染対策かって1回仕切り直す というかせっかく1年半皆さん頑張んだ からもう1度ですねとかえマスクをする ディスタンスを保つこういったものをです ね一度考え直す時間が必要ないかなと思っ てます。なるほど分かりました。さん ありがとうございました。はい。 県瀬戸市にある公立厚生病院の感染症内科主任部長武藤義和石に伺いました。 レディオ上セレオ 95
4都道府県の緊急事態宣言延長へ。関係閣僚と協議というニュースについて、愛知県瀬戸市の公立陶生病院 感染症内科 主任
武藤 義和医師がコメントしました。
(2021年5月5日(水)のニュースコーナーDaily News Sessionより。)
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