ディオールのアンバサダーを務める俳優・中谷美紀、ジュエリーの輝きの本質を語る
圧倒的な透明感若かとない奥行きどんな 物差しを持ってしても図ることのできない ここの美しさ俳優中谷ミきジュエリーと 共鳴し合うように輝きを増幅させる唯一 無理の存在感の秘密とはま活躍の場を 広げる中谷さんにインタビュー アーシディオールwg× ダイヤモンドレックレス 1750万円 ブレスレット630万円 シングルピアス左耳用195万円 リオールファインジュエリーシャツ 19万8000円 ディオールクリスチャンディオールザ日経 マガジンI2025年6月22日発行拍紙 黒四角くその向こうに尊い経験や時間が 見える輝きの本質20代の頃尊敬する素敵 なマダムと食事をしていた時ジュエリーの 話になってこんな風に言われたことがあり ます。若いうちは本物をつけても偽物に 見えるものところが私くらいの年齢になる と逆に偽物をつけても本物に見えるのよ。 だから私は生涯偽物でいいのとちゃめっけ たっぷりにおっしゃいましたが、マダムは お目にかかる。いつもダイヤモンドや パールなど本物の輝きを身につけて いらっしゃることに私は気づいていました 。主役は決してジュエリーではなく あくまで身につける人。つけるからには それに似合うだけの人間でありたい。以来 ずっとそう思い続けています。例えば絵画 を見たり、音楽を聞いたり、文学作品を 読んだり、ありとあらゆる美しいものに 触れる時間を積み重ね、体や心の中に自分 なりの美を収集しながら年齢と共にいつか ジュエリーが似合う人になりたいと大切に しているジャンヌもろさんの写真集がある のですが、その表紙が忘れられないのです 。シワが刻まれた自然なお顔ととても 大きなジュエリーがクローズアップされた モノクロショットが私にとっての ジュエリーという存在を象徴している気が して若いうちは肌が輝きを放っているから 自分にジュエリーを与える必要はない けれど年齢と共に輝きが失われシが刻まれ その人格が培われるに従ってジュエリー の輝きがその人自身の輝きになっていくの だと信じています。