【日経平均4万円超えの条件】一時海外投資家による日本株離れも/海外投資家は11週連続買い越し/トランプ政権発足後日米株価に高い連動性/TACOトレードも活発/年末の為替予想/日銀のタカ派姿勢は緩むのか
[音楽] 銀座クロッシングトークこの時間はマーケットニュースをお届けしていきます世界の市場を動かす目の話題について専門家に伺ってまいります今回はソニーフィナンシャルグループ金融市場調査部チーフエコノミストの渡辺浩さんにお越しいただきましたどうぞよろしくお願いいたします [音楽] よろしくお願いします え早速今回のテーマを確認していきます 解説していただくのはこちらです 日経平均4万円超えの条件ということです えトランプ関税の衝撃で4月上旬にかけて 世界の株式市場は大きく下落しましたが 足元ではリバウンドの動きも見られます 日本株も戻り補にあるものの最近は上値の 重さも目立ちます え今回は年末にかけての日経平均株価の見通を伺ってきますえさて渡辺さん足元の日経平均株価は 3万8000 円前後にありますけれどもここまでの動きはどうご覧になってますか はいえトランプ政権が発足して以降の日米の株価というのは密接に連動するようになっています はい こちらのチャですに税が発表されたとでアメリカ市場では株ド安いわゆるトリプアが起こりましてそれと共に日経平均株価も大きく下がりましたでその後ですねトランプ大統領が総合関税の発動の一部猶予などを打ち出しますとアメリカは急反発して日本株も戻ってきたという状況です また最近ではあトランプ大統領の脅しがはったりだというようなことを見かす動きいわゆる下値を拾う動きですねタコトレードというのが活発化していますので日本株も戻ってきているという状況かと思います うんであの年後半のアメリカはどのように見てらっしゃいますか はいま当社ではですねアメリカ株はの株式 市場はあ4月までの破乱相場の中でえ トランプリスクの折り込みを概い ます まこの先も完税交渉を巡ってですねえ様々な乱が起こるかもしれませんしそれから財政火懸念で金利が急上昇するというようなことがあれば株価もですねえ急落する局面度々訪れるかと思いますがただこの 4月の1 番を下回る可能性は低いと思いますしだんだんとですね下値を切り上げていくんではないかと思っています まS&P500指数は年末までにこの 6300 ポイント台まで上昇すると見ています でその場合はですねえもしそうなれば日経平均株価は大体年末 4100 万1000円を超える計算になります ええ日経平均4 万円の壁はそれほど高くないという印象も受けますけどかがでしょうか はいまそれはですねあくまでもこの関係性が維持されることを前提にした場合の話であります ただこのようなですね密動性というのはこれはあの互ショックに伴う乱場の中で生じた一時的な減少だと思います はい 必ずしもですねこれが安定した長期的な関係ではないという風に考えています でその日米の株価のこう本当の関係性というのはどのようなものなんでしょうか はい えこちらの絵を見ていただきたいと思いますけれどもこちらはアメリカの S&P500 指数とそれからドル建ての日経平均株価の関係を見たものになっています はい で過去は密接に連動していたんですけれども昨年の 5 月を境にこの関係が途切れたという風に言えます でえ日本株のですね市場のメインプレイヤーは海外投資家なわけなんですけれどもま海外投資化は分散投資の資金配分を一定に保つためにま保有するアメリカの値動きに合わせて日本株を機械的に買うというような動きがありますのでま結果としてアメリカが上がれば日本株も上がるという関係が保たれてきたわけです うんところが昨年の5 月にですね日銀が金融引き締めに積極的な高橋勢に展じたとその局面から海外税が一気にそれをけして日本株離れを起こしてしまったというような動きがありました で結果としてそれ以降はアメリカが上がっても日本株は横倍で推移するというような相場に移ってきています どうしてその海外税が抜けると日本株は横倍になってしまうんでしょうか はい え海外税に変わってえ日本株市場でですね存在感を増したのは個人投資家なんですけれどもその特徴的な投資スタイルがボックスオーバの形成に起したんではないかと思っています うんはい でこちらの絵はあ個人投資家の日本株の動きとそれから日経平均株価の動きを見たものなんですがご覧の通り明確な逆感の関係にあることがご覧いただけます ま個人投資化は株価が下がれば買を入れるというわけなんですけれども一方で株価が少しでも上がるとすぐに売ってしまうというですねえ逆張り投資に囚われています はい ま過去日本株長期停滞していましたのでその時の苦い経験からなかなか長期で上がっていくという地震が持てずにえ少しでも上がると売ってしまうんだと思います でその結果として日経平均日本株はですねえ上昇トレンドを形成することができずにえ値幅の狭いボックス相場に陥ってしまうというような傾向が強まるんではないかと思います うんなるほどあのさてドル建ての日経平均株価株価が欲行場合ということなんですけれども私たちがいつも目にしている円立ての日経平均株価というのはじゃ買わせ次第っていうことになってくるんでしょうか はいその通りですあのこちらの絵を見ていただきたいと思います こちらはドル円レートとそれから日経平均株価の動きを見たものなんですけれども昨年の 5 月を境にですねえ日本日経平均株価は替次第の動きになっていると言えるかと思います はい で当社ではですねこの先今足元でドルの森林が揺いでいることですとかあるいは日米の金融政策の方向性を踏まえてえ年末の買わせ 1ドル150148 円という風に考えています でそのは日経平均株価は年末で 3万000 円台にとまるんではないかと考えているところであります でさらにこの先を考えますと財政による日本の金利上昇ですとかあるいはアメリカとの関税交渉がの結果がですね思うようにかないというようなリスクさらにトランプ大統領が再び高圧力をかけてくるリスクま様々なリスクが存在しています もしそうなりますとま例えば日経平均 4 万円をタッチしたとしてもそのまま持続的に上昇というのは難しそうということなんでしょうか そうですねあの4 万円を超えて上昇していくためにはいくつかの条件が同時に揃う必要があると思っています はいで例えばですねまず第1 には日銀の高橋生が緩んでくることが必要だと思いますし第 2 にはそれを受けて海外税が日本株に戻ってくること第 3には155 円を超えるような安が進むこと そして第4 には個人投資家の逆張姿勢からの脱却が必要なんではないかと思います はい ただしの円安が進みますと日銀は高橋を強めますので少なくともこの 2つが両立する可能性は低いと思います またこの逆張りからの脱却というのもすぐには達成できないと思いますのでまそういう面ではですねえ日本株は当面上値が重いんではないかと考えているところです でそうなってきますとアメリカと日本株の動きというのは帰りが生じてきますので日本の個人投資家のマネというのはますます株に流れやすくなると思われます なるほどレンジを抜けるというのは本当に難しいんですね はいそう思います えここまでは渡田辺さんの解説でしたありがとうございました ありがとうございました次回のマーケットニュースのコーナーは森本さんの解説です では 銀座クロッシングトークは 1人1 人の安心と夢を支えるソニーフィナンシャルグループの提供でお送りしました [音楽]
「GINZA CROSSING Talk ~時代の開拓者たち~」マーケットニュース 2025年6月19日(木)放送
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「日経平均4万越えの条件」を伺います。日本株も戻り調子にあるものの、最近は上値の重さも目立つ一面も。年末にかけての日経平均株価の見通しを解説いただきます。
〈目次〉
00:00 トランプ政権発足後のここまでの動き
・日米株価に高い連動性
・相互関税の発表後に米市場はトリプル安に
・TACO トレード
02:50 気になる海外投資家
・アメリカ株の値動きにあわせて売買してきたが・・・
・日銀のタカ派姿勢で「日本株離れ」が加速
04:25 なぜ海外投資家が抜けると日経平均横ばいに?
・日本の個人投資家は逆張り投資が多い
05:30 年末の為替レート予想
06:40 4万越えの条件とは
〈渡辺 浩志氏〉
ソニーフィナンシャルグループ(株)
金融市場調査部長 チーフエコノミスト
1999年に大和総研に入社し、経済調査部にてエコノミストのキャリアをスタート。2006~2008年は内閣府政策統括官室(経済財政分析・総括担当)へ出向し、『経済財政白書』等の執筆を行う。2011年からはSMBC日興証券金融経済調査部および株式調査部にて機関投資家向けの経済分析・情報発信に従事。2017年1月より現職。内外のマクロ経済についての調査・分析業務を担当。ロジカルかつデータの裏付けを重視した分析を行っている。
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