向田邦子ドラマ「 恋文 2of7 」山口智子 石田ゆり子 ※森繫久彌 田畑智子 他 原作/向田和子

仕事で忙しいようにここにも来ないとなんないしな。 何それ?私ここに来なかったら1 行だって書けないんだから。セリフなんか 1 つだって書けないんだから。分かってるくせに ね。 ね、ちょっと痒いんだ。違う。直に [音楽] どこ? そうそう。うん。そうそう。うん。そうかな。 あ、 うん。もっとだよ。でも偉の方。うん。そう。もっとうん。もっと強くやってい。あ、気持ちいい。 [音楽] お父さん、この頃ちょっと変なんだ。どういうこと? ちょっとしたことでどなったり文句言ったり。 そんなのつものことじゃない。それがね、ただ怒なるとか怖いとか言うんじゃないの。神経尖がってる。イライラしてそれがなんだか暗いの。お母さんもきっと気づいてるわ。 お姉ちゃんは あんまり顔合わせてないから知らないかもしれない。 そんな人じゃないけどな 。自盤が傾いてるっていうか、このうち なんだか足元がぐらついてるみたい 。あんたなんか思い当たることあるの ? ねえねえ、どうしたのよ。 ちょっと気になること聞いちゃってさ。 お父さんのこと。 うん。誰から?会社の友達から?どういうことよ? お父さんよそ見してんじゃないかな。 よそみ。 [音楽] ね、お父さん。 うん。 [音楽] 娘さんにいても1人1 人みんな違うもんですね。 [音楽] 寝る。 [音楽] 中原さんの公園寺の家と天沼の向こ田の うちは歩いて3分の距離にあったようです 。 姉はほとんど毎日街当もらな夜道を1人で 歩いて帰りました。 [音楽] ただいま。あ、 ただいま。 待って 。おいしょ 。あた 。びっくりした。 さん来てたんだ。うきが生まれるまでお世話になります。 はい。はい。なんか不便があったら行ってちょうだいな。 あれ?お姉ちゃん足が出あ、ちょっとお風呂ぐらいゆっくり入れさせて。はい。はい。 あ、で巻き忘れたかずこちゃんよろしく。 お姉ちゃんお父さんよそ見してるみたい。 よそみ後でね。 [音楽] よいしょ。昨日ね、友達がお父さん見かけたって言うのよ。うちにも遊びに来たことがあるからお父さんの顔は知ってるのよ。 [音楽] 友達って誰よ? 直とか洋子とか会社の友達よ。 それで 公園寺の飲み屋の物干台にお父さんいたんだって。 公園寺? 朝ヶ谷へ抜けるトンネルから出たところのそういう店が何件もある。 話が回りくどいのよ。 課長にね、し犬の小犬が生まれたから見に来ないかって言われて苗課長のオタクへ訪ねて行ったんだって。 前置きが長いだって。なんであの子たちが公園寺に行ったかわかんないじゃない。 あ、それでお父さんを見たの? うん。女の人と2 人でお山の大使を歌ってたんだって。 大山の大象。俺1 人後から来るもの月を落とせ。 [音楽] あれ向こ田さんのお父さんじゃない?どこ?どこ?似てるね。 また登る赤い日の。 そういないわよ。 でも向こ田さんのお父さんって洋服でも和服でもきちんとしてる人よ。 違うんじゃないに [音楽] 遊び疲れて行けば [音楽] [音楽] 大山の大象月1つ 後から来るもの夜 [音楽] ばかり。 [音楽] 別に綺麗じゃないけど目が大きいんだって。 あ、誰が? その女の人だって。お父さんさ、土日にゴの会に行くって言っといて女の人のとこ行ってたのよ。 お母さん気づいてるかな? 気づいてるわけないじゃない。気づいてたら普通になんかしてられないわよ。 そうかな。知ってて許してるってことかも しれないけど自信あるんじゃないかな。何 があってもお父さんはうちに帰って くるって 。結婚して分かったんだけどね。どんな女 も妻という字には勝てないものよ。でもだ からお父さんがよそ見してもいいってこと にはならないわ。かもしれないけど お父さんだってかわいそうなとこあったん じゃない?いち子お姉ちゃんはお父さんの 味方なの ?じゃあお父さんはかずちゃんの敵なの ?お父さんこのうちじゃ歌えなかったん じゃないかな?お山の大将なんて可愛い じゃない?そうじゃない?歌えばいいじゃ ない?親山の大将でもメダカの学校でも 歌いたかったら元々そういうところはあっ たんだけどお父さん自分でレテル貼っ ちゃったのよ。実直だとか親の異厳だとか 噴骨最家族大事。2 人とも何よ。30 年も真面目にサラリーマンやって丁年しても子会社でやりたくもない仕事をやってお父さん面白いと思う。生きがいあると思う。 [音楽] 雨が降って寒かったせいか夜中になって足 がひどく至痛みます。天気が良くて温かい 日があったら都心の方へ出かけたいとも 思うけれど、今週の予報ではどうも難し そうです。 風に十々気をつけること、それと食いすぎ ないよう にこの手紙は都市センターの方へ出します [音楽] 。今みかを1つ食べました。やはり空気が 乾燥しているのかみかがとても美味しい。 1日に5つから7つは食べます。そのうち 美人になるでしょう。そっちもせいぜ食べ てください。ではボツボツ始めるかな。 嫌だな 。お大事にく子。 [音楽] 家庭というのは不思議なものだ。家族 1人1人がそれぞれの思いを胸の中にひめ ながらご飯を食べたり笑い合ったりして いる けれど家庭がいろんな身がなっている1本 の木であるためには家族がお互い思いやり や優しさを持たなければならないのだ。 [音楽] ぬ美味しい。 名古屋じゃぬは食わないのか? 名古屋って何でもお店よね。 味噌うどん、味噌カつ、味噌で、味噌。 でもね、うちは朝はパン。手がかんないもん。 朝米粒を食わないやつが増えたから日本はダメになったんだ。 でも戦争の頃を思えば料理につけるわね。 そうかな。 親に口えするな。 やっぱりお母さんの朝ご飯が1番だな。 お褒めに預かりまして。 こないだね参の殻に作ってみたんだけどお母さんみたいに行かなかった。 うん。 あ、それニン参ンがちょっと硬いうちに下ろして味染み込ませた。 あ、それか。それ お父さんもお母さんの手料理が日本地だと思う。 うん。 外でご飯食べないから知らないわよね。 うん。 お茶。あ、はい。すみません。 お父さん、今日どこ行くの? いつものイゴの会だ。 イゴか。で、私も連れてって。 いや、将棋は男だけの世界だ。女子供の来るところじゃない。 [音楽] 海用の教室が流行ってるらしいな。オリンピックサね。 [音楽] 大阪の動物 に黒、黒木なんとかカンガルーが来た らしいぞ [音楽] 。 黒き登り感がる 。朝の新聞の匂い。父と姉の姿。そんな 一時を私は眺めているのが好きだった。 [音楽] 行こう。 これ