主治医によって「連日の抗原検査が陰性となっている」と発表されたアメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルス感染後初めて選挙活動を再開しました。復帰第一弾に選んだのは激戦州のフロリダ。復活をアピールするかのように、集まった2000人以上のサポーターたちにマスクを投げるパフォーマンスを見せました。
トランプ大統領:「すごい数だな。我が家ともいうべきフロリダから選挙遊説を再開できて光栄だ。皆さんの祈りに元気をもらい、応援に感謝している。戻ってきたぞ。我々はアメリカを世界史上最高の国にした。そして、これからもっと良くなる。皆さんの協力・情熱・意欲を糧に、全力で戦い続け、勝って勝って勝ち続けるんだ。免疫の効果は抜群で、客席を歩きたいほどだ。一人ひとりにキスして回りたいね。男性だろうが、美女だろうが皆にブチュッとね」
フロリダ州は選挙人29人の大票田で、トランプ大統領誕生に貢献した州の一つですが、今回はバイデン前副大統領に3.5ポイント差をつけられています。そのせいか1時間半の演説のうち、バイデン前副大統領については特に熱を入れました。
トランプ大統領:「寝ぼけたジョー・バイデンは正直に言って嫌みなやつだ。あいつは党指名と引き換えに腐った取引を交わして、今では社会主義者・マルクス主義者・極左の連中に支配されている。あいつは景気回復に終止符を打ち、ワクチン開発を遅らせ、感染拡大を長引かせ、非科学的で過酷なロックダウンでフロリダ経済を壊滅させる」

一方のバイデン前副大統領は、勝敗を左右するオハイオ州で労働組合員などを対象にドライブイン形式で集会を行いました。オハイオ州は前回、民主党が落とした場所ですが、今回は0.6ポイント差と接戦が続いています。
バイデン前副大統領:「トランプのあきれるほどの嘘や無責任な行動によって、どれだけ多くの家庭が愛する人、大事な人、親族や隣人を失ったことか。どうして亡くなったのか、彼の怠慢が原因だ」

両者が選挙活動に専念しているころ、首都ワシントンの議会上院では、大統領選の行方、アメリカの将来を左右する公聴会が始まりました。争点となっているのは、最高裁判事に指名されたバレット氏の保守的な思想です。
バレット最高裁判事候補:「司法には自由社会に不可欠な法の支配に対する重い責任があります。市民生活のあらゆる問題を解決するために存在するのではありません。国民も、それを司法に期待してはいけません。私は祈りの力を信じています。私のために多くの方々が祈りってくれて、心強く感じます」
現地メディアは、ビートルズを敵視し、人工中絶に反対し、家父長制を推奨しているカトリック系団体『ピープルオブプレイズ』が、バレット氏の思想に大きな影響を与えていると報じています。公聴会に参加した議員からは、バレット氏が最高裁判事になることで、リベラルな価値観が崩れるとした懸念の声が出ました。
民主党、ハリス上院議員:「ギンズバーグ判事の功績を無に帰す人物を後継に据えることで、トランプ大統領は、この先数十年間、国民の権利を縮小しようとしている」
トランプ大統領は遊説先でバレット氏について触れました。
トランプ大統領:「保守派の憲法学者を最高裁判事に指名するはずという理由で私が選ばれたという声が多い。バレット氏は優れた知性の持ち主で博識だ。
[テレ朝news]