続編がもっと楽しめる!映画『モアナ』の世界を深掘り解説【モアナ2公開記念】
みんな久しぶり! 2024年12月6日、待ちに待った「モアナと伝説の海2」が公開されるな! 前作の日本公開は2017年3月やったし 前作見たけど内容どんなやったっけって なってる人のためにもおさい動画を作ってみることにしたで みんながモアナ2を劇場に観に行って
あわよくば3作目が実現したら最高やんな この動画では前作「モアナと伝説の海」のあらすじを紹介してから主要なキャラを深堀りするで! 他にもシネマさんなりに感じ取った映画のテーマとか 公開される続編の情報と予想も紹介するから
よかったら最後まで観てってやー! まずはサクッとあらすじを紹介していくで! 物語は自然豊かな島「モトゥヌイ」から始まる モアナは小さい頃から島の外を冒険したいーって思ってたんやけど 村長でもあるおとんのトゥイはココナッツの歌と踊りでひたすらモアナを洗脳すんねんな 「ここがいるべき場所やー」とか「ココナッツさえあれば安心やー」とか 幼少期からずーっと聞かされてきた甲斐もあってか モアナもとりあえず現実を受け入れてリーダーらしく振る舞うねん でもだんだんモトゥヌイではココナッツが作れへんようになったり 島の周りで魚が獲れへんようになってきてんな タラおばあちゃん曰く 「昔、半神のマウイがすべての生命を創造した女神 テ・フィティの心を奪ったせい
で海中に闇が広がり続けてる 故郷を救う唯一の方法は 海に選ばれたモアナがマウイを見つけ出して テ・フィティの心を取り戻すこと」 おばあちゃんに背中を押されて マウイを見つけテ・フィティの心を返すために海へ出るモアナ 初めて海に出るモアナは出航した矢先に 嵐に飲まれて無人島に漂着するんやけど なんと幸運にもそこは探してたマウイが取り残されてる島やってん マウイは自己中なヒーロー気取り野郎で モアナは船を盗まれて置き去りにされそうになる でも何回海に投げ出されても諦めへんモアナの執念に負けて マウイは渋々協力することするねんな まずはマウイの変身能力を取り戻すために釣り針を探すことに 2人と1羽(以下一行)はシャイニーな宝物集めが趣味なタマトアがいる魔物の国へ タマトアから釣り針を取り戻したものの
マウイはうまく変身できひんくなっててん でもモアナの協力のおかげでマウイは自信とともに変身能力も取り戻せてんな 一行はついにテ・フィティに到着するんやけど テ・カァの邪魔が入って心を返すことに失敗 マウイは心が折れてモアナを見捨てて飛び去ってしまった 見捨てられ1人になったモアナはテ・フィティの心を返すのを諦めそうになるんやけど 自分が何者なのかを改めて見つめ直し 自らテ・フィティに心を返しに行くことにする 再びテ・カァに立ち向かうモアナは ヘイヘイやマウイ、海の助けもありついにテ・フィティにたどり着く そこでテ・フィティの心を奪われた姿がテ・カァやって理解したモアナは 勇気と思いやりをもってテ・カァに近づいて心を返し 女神テ・フィティを復活させることに成功 モトゥヌイにも生命が戻り モアナは真のリーダーとして故郷に戻るねん ほんで祖先が海を渡ってたいたように モトゥヌイに暮らす人々と一緒にサンゴ礁を出て海を旅する場面で物語は幕を閉じるねん それじゃこっからは主要なキャラ紹介をしていくで! モアナは言わずとしれたこの映画の主人公 小さい頃に海に選ばれてから海との深いつながりを感じつつも 村長の娘として、おとんの跡を継ぐ他に選択肢がない中で成長してきた 家族や村の人たちを大切に思ってるからモトゥヌイに留まらなあかんって思いつつも おばあちゃんの最期の一押しでやっと海に出ることができた なんやかんやあってマウイとケンカしたときに一旦自分を見失うんやけど ここでシネマさんなりの考察を話させてもらうと 今までモアナは「村長になれって言われた」から
「海が私を選んだ」から 「おばあちゃんに行けって言われた」からっていう 他人の期待を基に行動してきてた さらにはその行動が自分の信念やと思うようにもなってた でも物語中盤〜後半で一時は打ち解けたマウイに「選び間違い」って言われたときに モアナの中で今までの前提が全部崩れ去ったんやと思うねんな そんなときに改めて自分を見つめ直すチャンスを与えてくれたのがタラおばあちゃんやってん 「モアナ(原題: I am Moana)」の歌詞からは 人が期待する「モアナ」じゃなくて自分の内なる声をしっかり聴く「モアナ」を自覚したってのがわかるよな マウイをテ・フィティまで連れてって心を返させるんじゃなく たとえ独りやろうと自分が心を返して 愛する故郷を救うっていう決意をしたのがこの瞬間やってん そんなモアナは続編の予告でペットのプアに「自分から来たんでしょ?」って言ってて 自分自身で人生の選択をするのが当然って考え方になってるのがわかるよな 続編では他にどんなモアナの成長が見れるのか楽しみになったわ マウイはこの映画のもう一人の主人公と言ってもいいんちゃうかな? 神々からもらった釣り針でいろんな生き物に姿を変えることができる半神半人 自分の過去の栄光をミュージカルにして自画自賛したり 無人島から脱出するためにモアナの船を奪ったりしようとする 登場したときはなかなか自己中なキャラの印象やんな けど物語の中でマウイはもともと人間やったこと 生まれてすぐに海に捨てられたけど神々に救われて半神になったこと 人間たちに認めてほしくて英雄的な行動をしてたことが明かされるねんな 例に漏れずマウイがテ・カァの心を盗んだのは 人間たち(特に自分を捨てた親)に認めてほしかったからで そんな事情も知らん人間たち(ここではモアナ)は
自然との調和を破壊したマウイを責めることに… モアナもそやけど最近は悪役のいーひん作品が多いなーって思うのはシネマさんだけかな? ほとんどの災いは人類の欲深さとか身勝手さが原因になってることが多いと思う 明確な悪役がいる作品でも過去の辛い経験から しかもその辛い経験はこれまた人類の身勝手な欲望が原因で その原因を作った人たちはもういーひんから罰することもできひん って感じで消化不良になることが多い気がする そういう作品に出会うたびに現実世界の環境破壊・気候変動とか 格差社会・差別と平等とか紛争・テロとかと重ねてしまって 過去の人類が作り出した問題な上に解決するのに何世代もかかるやん! なんやったら解決できるかもわからんやん!って人類に絶望してるのはシネマさんだけじゃないはず! 三体って小説とネトフリシリーズにハマってるからたぶん影響受けてるんやけど また三体については機会があれば動画にしたいと思ってるし興味ある人はコメントで教えてな! タラおばあちゃんは物語を通してモアナを導く存在で モアナが憧れる海とともに生きる自由を体現してるよな 秘密にされてた祖先の船を見せたり
諦めかけたモアナを励ましたりと 要所要所で重要な役割を果たしてる 続編の予告でも幽霊(?)として映ってたしどんなふうに物語に絡んでくるか楽しみ! モアナの父であり村長のトゥイはタラおばあちゃんとは真逆の存在やんな モアナの葛藤の主な原因はこの2人の教育方針の違いと言っても過言ちゃうんちゃうかな? 実はトゥイは若い頃に親友を海で亡くしてて 助けられへんかった自分を責め続けてる そんなトラウマから2度と大切な人を失いたくないトゥイは モアナに対してあんなに厳しく接してしまうんやんな テ・フィティとテ・カァは表裏一体で 創造の女神であるテ・フィティが心を奪われたせいで 近づくもんをすべて攻撃するテ・カァになってしまってんな ジブリとかで自然破壊をテーマにした物語はいっぱいあるけど このテ・フィティとテ・カァもまさにそれらと同じ感じがする 自然は人間たちに豊かさをもたらした一方で その力に感謝とか畏れを失くした人間たちに牙を向くこともある 昨今の気候変動がもたらす災害の被害とか考えると 自分たちも何かしな!って気持ちにさせられるよな キャラ紹介のモアナのとこでも話したけど 他人から期待される人生を歩んできたモアナが 本当の自分と向き合って受け入れるところが この映画の最大のテーマやと思うねん 受動的に生きてると「言われたからやってるだけやのに」みたいな感じで 他人に責任転嫁してしまいがちやけど 本当の自分を受け入れた後のモアナみたいに 自分が海を旅したいから、自分が故郷の人たちを助けたいから っていう自分主体の動機で行動すれば 決意も固まるし無駄に他人を責めることもなくなるし 何より自分らしく、そして楽しく人生を送れる気がするよな これもさっきのテ・フィティとテ・カァのとこで話したけど 自然に敬意を払ってバランスを保つことの大切さがテーマとして描かれてると思うねん 人間に認めてほしいマウイが心を奪ったことで世界のバランスが崩れてしまった 映画ではマウイがバランスを壊した直接的な原因として描かれてるけど 現実世界ではマウイのポジションってもっと抽象的なものとして考えられるよな 例えばそれは政府やったり大企業やったり集団やったり こういった組織や集団も人間たちの「もっと生活を良くしたい」って期待が生み出したもので その期待に応えるためにやったことが環境破壊につながってると思うねん こういう大きい問題には「自分1人が何かしても変わらへん」って思ってしまうけど 投票やったり消費行動やったり例えそれが小さい力やったとしても 一人一人がちゃんと向き合って行動することでちょっとずつでも変えていけるって信じたいよな 村長が積み重ねてきた石のオブジェを見てもわかる通り モトゥヌイの人たちは何世代も前からこの島に留まって集落・文化を作り上げてきたんやと思う 一方物語の途中で明かされるようにこの島の祖先たちは島から島へ海を渡る 発見と冒険を生きがいにする探検家たちでもあったんやんな でも人々は長い間安全な場所で生活する間に海を恐れるようになって 挙句の果てには祖先たちの遺産さえも燃やしてしまおうとした もし船を全部燃やしてあのまま安全な村で災いがなくなるのを待ってたら モトゥヌイの人たちは全滅してたってことやんな 2時間未満の作品やしさらっと流れた感じやけど 祖先のルーツを知ること、それを守ること それと同時に変化を受け入れて自分たちも変わっていくことの大切さが描かれてるよな 日本もつい70年くらい前までは戦争してたし さらにそっから100年遡れば明治維新のまっただ中 いつの時代も変化は痛みが伴うけど 知って、守って、変化していくしかないよなーとつくづく思うわ こっからは今現在わかってる情報をもとに続編がどんな話なんかを整理していくで! 「かつて人々は海で繋がっていたが
人間を憎む神に引き裂かれた」 予告ではこんな言葉があるねんな Z世代には伝わらへんかもしれんけど 今回の敵はドラクエ7の魔王みたいに島々を交流できひんようにしてしまったんかも 嵐の神ナロがいるモトゥヘトゥへたどり着いてなんとかするのが今回の旅の目的みたいやな ってか嵐の神のせいでトゥイの親友が亡くなったり モアナが遭難してしまったって考えるとちゃんと前作とのつながってるかも! 予告編観て「えっ?モアナに娘生まれたん?」ってなったんはシネマさんだけじゃないはず 勘違いされへんよーにちゃんと予告でも このミニモアナは妹のシメアやって明言されてたな 「もう会えないの?」とか「これを私だと思って」ってセリフから モアナたち旅に出た組がもう故郷に帰ってこーへんエンディングもあるかもな 続編では1作目で一緒に旅をしたマウイとヘイヘイはもちろん ペットのプアと村人の3人も一緒に旅をするみたい とある記事によるとココナッツの海賊「カカモラ」の中から1人(1個?)も仲間に加わるみたいやで 予告でコウモリを操る魔女(シャーマン?)的なキャラも出てきてるよな このマタンギの英語版の声優さんは 過去にマオリ語版のエルサとドロレスの声も担当してるし かなりの重要キャラって感じがする さらに「マタンギ」って言葉はオセアニア地方で「そよ風」とか「風」って意味で使われてるらしくて 「風と海の半神」であるマウイの兄妹とか元カノとか とにかく何か関係がありそうでシネマさん的には要注目のキャラやねん ここまで動画を観てくれた人はもちろん映画館にモアナ2を観に行くよな? 11月22日の金曜ロードショーでモアナの放送も決まったし この動画で話したシネマさんの考察も踏まえつつ 公開前に前作をもう一回観ておさらいしとけばもっとモアナ2を楽しめると思うで! 公開後にこの動画を観に来た人のために コメント欄でのモアナ2のネタバレは 改行とか駆使してできるだけ見えへんように書き込んでな! ほなまた次回の動画で!
いよいよ2024年12月6日に劇場公開する「モアナと伝説の海2」
シネマさんはもちろん公開日初日に観に行くつもりやで!
その前にモアナ1のおさらいと、シネマさんなりの考察、続編の予想とかしてみたしみんあ最後まで見てな!
いつになるかわからんけど、次は「インサイド・ヘッド2」の斜め上考察の動画アップする予定 😀