山形県が昨年度から試験的に実施している病院とへき地の診療所をオンラインでつなぐ診察について関係機関による意見交換会が開かれました。
オンライン診療は、都市部から離れたへき地で医療機関を受診する人の環境改善を目的に県がモデル事業として昨年度から行っています。
きのうの意見交換会には西川町立病院などの医師や看護師のほか、県内の医療関係者らおよそ60人がオンラインで出席。
オンライン診療のアンケート結果が報告されました。
去年9月からモデル事業に取り組んできた飯豊町の中津川診療所の患者からは「医師と普段通りのやりとりができた」との声が寄せられた一方で、課題も挙げられました。
【県医師会 柴田健彦常任理事】
「オンライン診療をやると、採算が取れなくなるのではないかと思います。民間が導入するのはなかなか難しいのではないかと思います」
県では課題を整理したうえで新年度、へき地の診療所だけでなく、集会所や公民館などでもオンライン診療ができるよう取り組む方針です。
【山形テレビニュース】
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