福岡県内では 12月21日、新たに1万1583人の新型コロナ感染が確認されました。
1万人を超えるのは117日ぶりです。
そんな中、懸念されているのがコロナとインフルエンザの同時流行です。
インフルエンザによる学級閉鎖も出始めて、懸念が現実味を帯びる中、同時流行への子供の備えを取材しました。
発表会に向けて踊りの練習に励む園児たち。
福岡市南区の保育園は子供たちの笑顔が溢れ、「コロナ前」の日常を取り戻しつつあるようにも見えます。
◆しあわせの星保育園 井上正志園長
「11月末から園児が感染しても、同じクラスの子供は登園して様子をみていただく方針に変わりました」
厳しかったコロナ対応が緩和された一方、年の瀬に向けて懸念が高まっているのが、2020年、2021年と2年続けてほとんど流行しなかった「インフルエンザ」です。
福岡県内では11月、嘉麻市の保育園で2020年10月以来の「学級閉鎖」が出て以降、12月に入ってからは福岡市内の小中学校でも「学年閉鎖」や「学級閉鎖」が出始めています。
<しあわせの星保育園/福岡市南区>
この保育園では新型コロナとの同時流行を防ぐため、例年、インフルエンザの予防接種を受けさせるよう保護者に要請しています。
一方、新型コロナのワクチンについてはー。
◆しあわせの星保育園 井上正志園長
「(コロナワクチンは)国の指針も最終的には本人の希望ということになっているので保護者の判断に任せています」
<しんどう内科/福岡市城南区>
◆記者
「子供は予防接種を受けましたか?」
◆保護者
「コロナは受けてないです。インフルエンザは2回目です。インフルエンザの予防接種です」
◆記者
「コロナワクチン、子供は打ちましたか?」
◆保護者
「私達が副反応がひどすぎたので、ちょっと(子供は)見合わせています」
◆医師
「インフルエンザ、2回目で間違いない?」
福岡市城南区の小児科では、12月に入って「インフルエンザ」の予防接種を受ける子供が急増しています。
◆しんどう小児科 進藤静生院長
「(インフルエンザは)2年間流行していないので、2歳までの子供は抗体が全く無い。保育園などで広がれば、一気に広がる可能性はあるんじゃないかと思っています」
一方、新型コロナの感染者も12月に入って急激に増え、年末年始に向けて警戒感が高まっています。
◆服部知事(12月15日)
「本県においても今、第8波の中にあると受け止めております」
現実味を帯びてきた「新型コロナ」と「インフルエンザ」の同時流行。
2つのウイルスに同時に感染してしまうことはあるのか…
小児科医の見解はー。
◆しんどう小児科 進藤静生 院長
「ウイルス同士の干渉作用で、同時には感染を起こさないと思います」
◆記者
「同時に感染している人は診たことはありますか?」
◆しんどう小児科 進藤静生 院長
「まだありません」
進藤医師は、「新型コロナ」と「インフルエンザ」に同時に感染する可能性は低いとしています。
では、発熱などの症状が出た場合、どちらに感染したのか見分けることはできるのでしょうか。
◆しんどう小児科 進藤静生 院長
「いままでのインフルエンザの場合、高い熱が出ます。客観判断できるのは、やはり熱です。インフルエンザの場合、咽頭、のどが真っ赤になり痛いとか、飲み込みにくいとうことがある。コロナでも、最初のデルタ株のあたりは呼吸器症状が強かったが、オミクロンになってそんなにひどくならない、重症化しない」
一般的にインフルエンザの方がより症状が重いそうですが、新型コロナは症状に「個人差」が大きく、検査なしで見分けるのは困難だということです。
厚生労働省は、新型コロナとインフルエンザのワクチンについて「同時接種」が可能としていて、進藤医師は同時流行に備えるために接種をすすめています。
◆しんどう小児科 進藤静生 院長
「コロナ(ワクチン)の方が熱が出たりとか、腫れがあるとか、腕が上がりにくいとか、そういう(副反応の)症状は強く出ると思う。厚労省としては、『左の腕にコロナワクチンを打ちましょう』と」
◆記者
「それはどうしてですか?」
◆しんどう小児科 進藤静生 院長
「利き腕が右利きの方が多い。腕が上がりにくくても、右は使えるからという理由」
