名古屋と金沢を往復するバスの車掌・故佐藤良二氏は、御母衣ダム工事で、水没する山寺の樹齢400年を数える桜の古木が移植され、見事に蘇ったその生命力に感動し、太平洋と日本海を桜のトンネルで結ぼうと決意した。
バスの走る道沿いに、乏しい蓄えを注ぎ桜の苗木を黙々と植え、2,000本も植えたころ病に倒れ、志半ばで47歳の短い生涯を閉じた。
「人の喜ぶことをしたい」と、無償の行為を貫いた佐藤氏の生き方は、貧しくとも豊かな心を持つ、人間の幸福な姿を問いかけてくれる。
佐藤氏が夢みた「さくらのトンネル」を、走り抜けるという形でその遺志を受け継ぐと共に 「太平洋と日本海をさくらでつなぐ」という大事業の完成に少しでも寄与できればと「太平洋と日本海を桜でつなごう さくら道国際ネイチャーラン」を開催している。
新型コロナの影響で、「さくら道国際ネイチャーラン」が2年続けて中止となった今、改めて佐藤氏の「さくら」に対する想いや活動、さくら道を支えるポランティアスタッフ、ランナーのインタビューと共に「佐藤良二氏の夢をつないで」という番組を制作しました。