大手家具チェーン「ニトリ」を装った偽サイト。

この偽サイトに巧みに誘導され、クレジットカード情報を盗まれる被害が今、相次いでいる。

今回、番組の独自取材で、偽サイトから現金をだまし取られたという被害者から、巧妙なだましの手口を聞くことができた。

偽サイトで現金をだまし取られた男性「ニトリというのもあって、結構信用していたので、確かめずに、すぐ情報入力しちゃいました」

なぜ、だまされてしまったのか。

問題の偽サイトをよく見てみると、サイトのURLはニトリの「N」が「M」に変えられミトリと表記。

本物の通販サイトと比較すると、たんすやテーブルなど商品の写真は、同じものが使われていた。

しかし、偽サイトでは、多くの商品が7割引きの大特価となっていた。

偽サイトで現金をだまし取られたと訴える男性も、この価格に目がとまったという。

偽サイトで現金をだまし取られた男性「ニトリのアウトレット商品なのかなと思いまして。4点ぐらい買い物をした」

男性が買い物をしたのは、11月下旬。

安い家具を買おうとネットで検索したところ、一番上に偽サイトが出てきたため、ニトリの公式サイトだと勘違いしたという。

しかし、そうとは気づかず、偽サイトにデビットカード情報を書き込み、ベッドとソファなどを注文してしまった。

偽サイトで現金をだまし取られた男性「注文確定メールが届かなかったのでちょっと不審に思って。(その場で引き落とされてしまった?)そうですね、すぐに引き落とされちゃった」

結局、2万4,000円を何者かに引き落とされてしまった。

同じ偽サイトでソファを注文した女性は、記入したクレジットカード情報を盗まれ、その後、見覚えのない請求があったことがわかった。

女性が、偽サイトに疑いを持たなかったのには理由があった。

カード情報を盗まれた女性「4万円くらいのソファがセールで1万円ぐらいになっていて、普段だったらおかしいなと思うが、ちょうどブラックフライデーで、どこもセールをやっている時期だったので」

番組で調べた結果、被害が多かったのが、11月下旬。

この時期は、アメリカの祝日・感謝祭の翌日の金曜日を「ブラックフライデー」と称して行う、一斉安売りセールの期間にあたる。

犯人は、このブラックフライデーを利用して、まるでニトリがセールを行っているかのように装ったのではないかとみられている。

取材班は、偽サイトに載っていた会社の住所に向かった。

そこはオフィスビルになっているが、看板などは見当たらなかった。

調べてみると、ここは家電メーカーのダイソンが入るビル。

こうした実在する住所や名前を勝手に記載していたとみられる。

偽サイトによる被害について、ニトリは、FNNの取材に対し、「すでに警視庁と北海道警察と連携し対応を進めている」とコメント。

そのうえで、「お客さまには、偽サイトへのアクセスと個人情報の入力は決して行わないようにお願い申し上げます」としている。

(2020/12/04)

FNNプライムオンライン

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