まん延防止等重点措置が3月22日に解除され、活気を取り戻そうと様々なキャンペーンが始まっています。苦境に立たされていた新宿ゴールデン街では街の看板がリニューアル。新たなシンボルと共に前を向く人たちを取材しました。

■“都心にいながら温泉旅行気分”が半額以下で

東京・千代田区にあるホテルニューオータニでは3月22日から“お得なプラン”が始まりました。

ホテルニューオータニ 片岡慎一郎 広報支配人
「こちらのお部屋でございます」
政陽二リポーター
「あ!檜風呂があるんですね」

“都心にいながら温泉旅行気分が味わえる”と人気のお部屋「ザ・メイン新江戸デラックス」。通常料金12万8000円のところ、なんと半額以下の5万4850円~(日によって料金が異なる)と大幅値引きになっています。

片岡広報支配人
「通常の販売料金に比べまして最大で65%割引の料金です。チェックインが10時、チェックアウトが16時までと、ゆっくりホテルで滞在いただけるプランとなっています」

朝食は、イベリコ豚の骨付きハムや熟成したイクラの醤油漬けなど、和・洋・中120種類のメニューが楽しめます。さらに、電動キックボードの60分乗車無料クーポン付き。ホテル周辺の桜の名所、千鳥ヶ淵や北の丸、外濠公園などをめぐるには、もってこいの「春の30時間ステイプラン」(1日限定10室4月27日まで)。ホテルでのんびりするのも良し、出かけるのも良し。さっそく週末を中心に予約が伸び始めているといいます。

■「まん延防止卒業」でお肉が倍量に

「まん延防止」の解除に期待を寄せているお店は東京・神楽坂にもありました。訪れたのはレストラン「サクレフルール」。店頭には『まん防卒業証書』なるものが貼られていて、“お値段据え置きで倍量進呈”と書かれています。その名も「まん防卒業!コロナバイバイ(倍倍)キャンペーン」です。(3月末まで)

柔らかく甘みが強いオーストラリア産・アンガス牛のサーロインステーキ。通常、150グラム2530円のところ、お値段据え置きのまま、量は倍の300グラムで3月22日から提供します。

ほかも卵の量を2倍にし、フランス産のほうれん草をたっぷり使った「フランス産ほうれん草とベーコンのオムレツ(715円)」や、国産牛のもも肉を低温調理でしっとり仕上げた「国産牛のクラシックタルタル(1078円)」も。もちろんこちらもお値段据え置きでお肉の量が2倍です。


「お肉のタルタルとか1000円で食べられるって安すぎると思います」

まん延防止の期間はお店を閉めていたこともあって気合い十分。

サクレフルール 山下公博さん
「きょうに全てをかけて、きょうからということで全力でやらせていただきます。飲食を楽しんで頂くというような気持ちでいらして頂ければと思います」

■新宿ゴールデン街がリニューアル

一方、東京・新宿。280軒以上の飲み屋がひしめきあう夜の街・「新宿ゴールデン街」。まん延防止措置が解除される前日、3月21日に訪れてみると。

早舩康太郎レポーター
「夜7時半の新宿ゴールデン街です。多くのお店がお休みをしていて、人通りも少ない印象を受けます」

お店の灯りはまばら。休業中のお店が多くありました。

新宿ゴールデン街でバーを経営する外波山文明(とばやま・ぶんめい)さんも、まん延防止の2か月間、お店を休業していました。

クラクラ 外波山文明さん
「おそらくやっているのが5分の1ぐらい。それも(ルールを)ちゃんと守って夜8時で酒をやめて9時まで。静かというか寂しいですね。そういう街をみるのがね」

43年間、この地に店を構え、多くのお客さんと触れ合ってきた外波山さん。まん延防止措置解除初日の3月22日、お店を訪れると、嬉しそうに準備をする外波山さんの姿が。

外波山さん
「きょう6時から花園神社側の新しい看板のところで点灯式をやるんです」

実は、50年余りに渡り、新宿ゴールデン街を見守ってきた看板が老朽化。奇しくも3月22日、お披露目されるのです。前の週に行われた設置工事の様子を外波山さんも見守っていました。

外波山さん
「ゴールデン街だからゴールドって感じ」

新たな看板は1970年代のデザインを復元。

ゴールデン街で飲食店を営業する人
「夜の街なので、夜のネオンの中でどう映えるかを夜にじっくり見たいですね」
外波山さん
「街の皆もね、これを契機に再び店を再開するぞっていう思いですからね」

失われていた街の賑わいが今、戻りつつあります。

(22日18:57)