北九州市八幡西区黒崎の黒崎祇園山笠。「けんか山笠」とも言われる勇壮な祭り。光の華のように、美しい飾り山が、激しくグルグル回る「回し練り」は、圧巻。この黒崎祇園山笠の由来は、1605年、黒田官兵衛の長男、黒田長政(松坂桃李)の重臣、黒崎城主、井上九朗右衛門(高橋一生)に岡田神社、春日神社の両宮に祇園社を奉斎せしめたことが起源だという。井上九朗右衛門は、この祭事に勇壮さを加えるために関ヶ原の合戦で黒田勢が用いた陣太鼓の調子を取り入れ、さらに鉦や法螺貝の音を組み込んだという。福岡県無形民俗文化財指定。