紀平は怪我でトリプルアクセル不発、坂本は自己ベスト更新、三原舞依は8位スタートに悔し涙…
各選手のコンディションや地元メディアの評価を紹介
▼動画の内容▼
アメリカ カリフォルニア州アナハイムで行われている、四大陸選手権女子SP(ショートプログラム)の速報をお伝えしたいと思います。
坂本花織選手(18=シスメックス)は 73.36の得点で、出場22人中、2位の好スタートを切りました。その得点は今季の自己ベストを更新しております。
1位はブレイディ・テネル(21=米国)選手で、73.91。紀平選手を2.89ポイント上回る成績です。
そして、今大会注目の紀平梨花(16=関大KFSC)選手ですが、68.85でSPは5位スタートとなりました。左手薬指のけがの影響からか、最初のジャンプのトリプルアクセルが1回転のジャンプになってしまったようです。
残りのジャンプは目立ったミスがなかったようですが、普段SPでもトリプルアクセルを飛び、点数を伸ばしているだけあって、苦いスタートとなりました。
三原舞依(19=シスメックス)選手は、65.15 で8位スタート。
フリープログラムでの巻き返しを期待したいところです。
ここで、今大会出場の女子日本選手の本番前までの様子をお伝えしたいと思います。
まずは今大会の大本命、紀平選手。
毎日新聞の6日のニュースによると(以下引用)
女子で16歳の紀平梨花(関大KFSC)は「(3月の)世界選手権で完璧な演技をするためにも落ち着いた滑りができるようにしたい」と抱負を語った。
紀平は2度の公式練習で大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を計12本決めるなど好調ぶりをうかがわせたが、練習終盤に3回転ルッツで転倒した際に左手薬指を痛め「突き指だと思うけど、結構やばい」と不安げな表情を見せた。(引用終わり)
翌日7日のニュースはこちら。(以下引用)
前日に転倒して左手薬指を負傷した女子の紀平梨花(関大KFSC)は患部をテープなどで補強し、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度決めた。「痛いのは痛いけど、一応この状態でやろうと思う」と出場を明言した。
日本スケート連盟のチームドクターがエックス線画像から「第2関節の亜脱臼」と診断。前日に比べて痛みは引いているという。
6日(日本時間7日)、アナハイムの病院で患部のレントゲン写真を撮影後、公式練習に臨んだが、指をテープで固定しており、代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への影響が心配されている。
約15分遅れで参加した公式練習では、フリップなど5本の3回転ジャンプを跳んだが、トリプルアクセルには挑まなかった。
5日(同6日)の公式練習で、3回転ルッツで転倒して負傷。「突き指だと思うけど、結構やばい。(痛みが)ひいてくれたらいいけど…」。
昨年1月にも同じ場所を骨折していただけに、衝撃が走った。
日本連盟の小林芳子強化部長(63)は、「レントゲン写真でチームドクターの診断を受けて出場の可否を判断する」としているが、紀平は「痛いのは痛い。この状態でなんとかやろうと思う」と意欲を示した。
手の指のけがは、フィギュアのジャンプに意外に大きな影響を与える。拳を握るようにして上半身に力を入れなければ、回転軸をつくりにくいからだ。紀平はトリプルアクセルを跳ぶ際に拳をしっかり握っている。
すでに、さまざまな対処プランが練られている。親指と人さし指だけを握る、中指までの3本を握る、5本の指を握らずに跳ぶなど、いくつかのパターンを用意して、最後に決断するという。(引用終わり)
このように伝えられていました。
やはり、トリプルアクセルが飛べなかった原因はけがにあるのでしょうか。
とても心配です。フリーでは、大逆転を狙ってほしいものです。
連覇を狙う、坂本花織選手はいかがでしょうか。
サンスポによると、(以下引用)
重圧もどこ吹く風だ。全日本女王の坂本は、明るいキャラクターそのままに取材エリアに姿を見せた。
21度目の大会で男女通じて史上初となる2連覇に照準を定めた。
「『初』というのは、あまりしたことがない。そういう(称号が)つくと格好いい」
ショートプログラム、フリーともに好調。曲をかけた練習では、
いずれも冒頭に組み込むフリップ-トーループの連続3回転ジャンプを決め、大きなミスなく演じた。
1月27日までの全国高校選手権で優勝を飾った翌日、エッジを含めてスケート靴を新調した。
「その日からショートもフリーもノーミスでできた」。慣れるまでに時間を要さない姿は頼もしいばかりだ。
この日の公式練習で転倒し、左手薬指を負傷した紀平とは対照的に、調整は万全。
「(プレッシャーは)ないです!」。成長著しい18歳が歴史の扉を開く。
(引用終わり)
また、「国際試合で連覇をしてみたい。去年同様に取りこぼしのない演技をしたい」「死ぬ気でがんばります」と
意気込み、気合十分のようでした。
また、2年ぶりの優勝を狙う三原舞依選手は
「体もよく動いている。のびのびと滑れたらいい」
「調子はまずまずです。かおちゃんが死ぬ気で頑張ると言っているので、私は死なないように頑張ります」と
笑顔を見せていた。
それにしても、このコメントから三原選手と坂本選手の中の良さが伝わってきますね。
日本人選手の皆さん、くれぐれもけがだけはないように頑張っていただきたいものです。
さて、海外メディアの今大会予想はどうなっているでしょうか。
開催地、アメリカカリフォルニア州のアナハイムの地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」(電子版)によると、(以下サンケイスポーツより引用)
6日(日本時間7日)、「四大陸選手権で優勢の日本人女子が優勝候補」との見出しを打って、「日本女子は、過去9回の四大陸選手権で7度優勝しており、昨年は表彰台を独占。過去18個のメダル獲得チャンスで、そのうち13個を独占している」と伝えた。
同紙は「リカ・キヒラが、日本の連勝記録を伸ばす最有力候補とされている。16歳のキヒラは今季スケーターとして自分自身を確立し、国際大会を支配してきたロシア選手の時代を終わらせる可能性が高い」と評価。
「GPシリーズで無敗だったキヒラの今シーズン唯一の失態は、昨年12月に行われた日本選手権のSPで靴の問題に悩まされたことが響き、サカモトに次いで大会2位終わったこと」とした。
さらに「18歳のサカモトは、今大会で再びキヒラを脅かす存在である。サカモトは昨年の四大陸選手権覇者で、オリンピックでも6位入賞した」と伝えた。(引用終わり)
上記で伝えられている靴の問題ですが、スポーツ報知によると、(以下引用)
昨年末の全日本選手権後に新調したスケート靴は、3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を踏み切る左が負荷の積み重ねで軟化。左だけ“サブシューズ”を緊急投入し、右が金、左が銀の色違いエッジで大会に臨むことになった。
前日3日までは金色だったスケート靴のエッジが、左足だけ銀色に変わっていた。足首付近が軟らかくなりすぎた左足だけ、まだ数回しか試したことがない“サブ”を急きょ投入。
異例のエッジ2色使いで今大会を戦うことになったが「(エッジは)両方金がいいけど、しょうがない。前のよりは跳びやすい」。16歳は落ち着いていた。
スケーターにとって、靴は命。時間をかけて足になじませても、寿命はやってくる。昨年末の全日本選手権は足首付近をテープで固定して滑り、大会後に満を持して靴を新調した。
最近は紀平にとってのラッキーカラー、ゴールドのエッジを愛用している。1足は金色のものを用意出来たが、もう1足は間に合わずにシルバーのエッジを装着。1月は“エース”の金エッジで滑り込んできた。
トリプルアクセルを踏み切る左足は、大きな負荷がかかるため傷むのが早い。大技を組み込むまでは半年持っていた靴が、今では長くて3か月で踏み切りでの踏ん張りが利かなくなるようになった。
1月にコロラドで合宿を行うなど、かなりの練習量を積んできたこともあり、わずか1か月でアクセルジャンプの踏み切りに耐えられなくなってしまった。
(引用終わり)
とのこと。
やはり、トリプルアクセルを得意とする紀平にとって、足への負担は相当大きいようですね。
新調したばかりの靴がきちんとなじんで、フリープログラムで最高の演技をしてくれることを期待してます。
▼関連動画▼
2019 四大陸フィギュア・スケート選手権 紀平 梨花SP演技 5位発進
Kaori SAKAMOTO – SP – 2019 4CC – 2019 四大陸 – 坂本花織
https://www.youtube.com/watch?v=1pot-285b3w&t=0s&index=3&list=PLz3E7gFk4s9u-dsY0Fkc6iNw6oS9o_M1R
三原舞依 Mai MIHARA SP 4CC 2019
https://www.youtube.com/watch?v=4-JsAY2UGHA
紀平梨花の四大陸選手権直前!海外メディアの“衝撃の評価”がヤバすぎる…全日本女王・坂本花織、三原舞依ら日本勢の表彰台独占は?対抗は韓国のキム・ヨナの後継者?
https://youtu.be/kaMplRrmPck
紀平梨花・四大陸公式練習で転倒!直後に漏らした“ある本音”にファン衝撃!全日本女王・坂本花織、三原舞依ら日本勢の表彰台独占への影響は?
https://youtu.be/IBXAtFbBk7c
紀平梨花の四大陸選手権直前!米国地元メディアの“衝撃の評価”がヤバすぎる…リカ・キヒラの怪我の影響は?全日本女王・坂本花織、三原舞依ら日本勢の表彰台独占は?
https://youtu.be/d89P6elmYVc
紀平梨花をライバル視する韓国メディアの“衝撃の評価”がヤバすぎる…四大陸選手権直前!キム・ヨナの後継者イム・ウン
https://youtu.be/huIfNlC2g6E
紀平梨花の4大陸選手権に欧州メディアが放った大胆予想にファン歓喜…国際スケート連盟は紀平の特殊を組み注目【フィギュア】
https://youtu.be/etHM3VGXm0c
#紀平梨花 #坂本花織 #フィギュアスケート