㈱サンコーホームプレゼンツ「絆のかたち」
家族の絆を大切にするサンコーホームが提供する番組「絆のかたち」をご覧ください。

【第174話 サイン】
2002年、この場所が、一人の少年の人生を大きく変えました。チェロ奏者・森義丸さんです。

森さん「チェロの魅力は、あの、人の声に一番近い音域の楽器と言われていて、とてもこう…落ち着くような。」
 
森さんが小学校6年生になった時、横手市の正伝寺で行われた演奏会で、世界的チェロ奏者と出会います。

森さん「本当にきれいな音でしたし、本当に凄いというのが一番でしたね。」

コンサート終了後の事です。

森さん「特に言葉を発する訳ではないんですけれども、ニコッとして、サインを下さったんですね。」

それはチェロ奏者の小さなファンサービス。でも、幼い森さんにとって、大きな宝物になったのです。

森さん「嬉しかったですよ。絶対に追いつけない人ですね。逆に。ま、だからこそ、なんてんだろう…すごい、大切ですよね。」

その後、彼は音大に進み、チェロ奏者としての道を歩みます。そばにはいつもこの弓ケースがありました。それは彼と憧れの人とを繋ぐ絆のかたち。

森さん「当時の気持ちを忘れずに、出来る限り、弾き続けたい。」

奏でられる音色は、今は亡き巨匠に捧げるレクイエム。