小惑星探査機、「はやぶさ２」が宇宙から地球へと持ち帰ったカプセルが、ＪＡＸＡに到着しました。現場からの報告です。
神奈川県相模原市のＪＡＸＡ宇宙科学研究所前にいます。カプセルは６年５２億キロにも及ぶ長い長い旅を終えて、ＪＡＸＡへと帰ってきました。つい１時間ほど前にカプセルが到着した時には、ＪＡＸＡ関係者らが大漁旗を掲げるなどしてカプセルを積んだトラックを出迎え、万歳や拍手など喜びの姿がみられました。
「いま火球が見えました。はやぶさ２から分離されたカプセルが明るく輝いています」（記者）
はやぶさ２のカプセルは日本時間の６日未明、大気圏に突入し地球に帰還しました。小惑星「リュウグウ」への着陸に２度成功した「はやぶさ２」。ＪＡＸＡは７日、カプセルからガスが検出されたと発表しました。カプセルには「リュウグウ」の石や砂が入っているとみられ、世界初の小惑星内部の岩石の採取に期待が高まっています。
カプセルを乗せたチャーター機は午前７時すぎに羽田空港に着陸。ゆっくりと機体から下ろされ、出迎えたスタッフによって慎重にトラックに積み込まれます。
「カプセルを乗せたトラックが、ゆっくりと動き出しました」（記者）
その後、カプセルを乗せたトラックは神奈川県相模原市にあるＪＡＸＡの施設に午前１０時半ごろ到着。職員や地元住民らの大きな歓声に包まれました。
小惑星「リュウグウ」には有機物や水などが豊富に含まれているとみられ、持ち帰った物質を分析することで、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎の解明に役立つと期待されています。ＪＡＸＡはこの後、１２時すぎ頃から会見を開き、今後の分析に向けた方針も示される予定です。
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(JNNニュース 12月8日放送)
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