新型コロナウイルスの家庭内の濃厚接触者について、検査をせずに医師が陽性と診断する「みなし陽性」の仕組みを、県内でも先月から導入しています。

この仕組みは陽性者と同居する家族に発熱などの症状がある場合、検査をしなくても医師が「陽性」と診断できるものです。佐賀県では先月29日から始まっていて、発表されている陽性者数のうち、3日までに42人が「みなし陽性」となっています。

【佐賀大学医学部附属病院感染制御部・青木洋介教授】「検査キットがだんだん品薄になってきているのと、検査をするマンパワーが足りないこともあってみなし陽性という現実的な対応が取られている。医療機関のひっ迫を防ぐことができるし(陽性者)本人も自宅療養できる状況なので不安材料に思う必要は全くない」
また、青木教授は「みなし陽性にすることで感染していても検査で陰性が出て周囲への感染源になっていた可能性のある人を減らすことができる」とも指摘しています。

厚労省は先月、自治体の判断で検査なしで診断できるようにする方針を示していて、県は「医療環境を守るのが第一。現場の負担を減らすために積極的に取り入れた」としています。