2016世界選手権SP(2016-03-31ボストン)
SPの得点は65.87点(技術点33.27演技構成点32.60)で、全競技者32人の中では上位にいるものの、全体では9位。
長い低調期間が続いた今復帰シーズン。低調の原因は、「競技生活者の肉体」でなかったから、というのが本当のところではなかったか?
休養していた1年の間に、アスリートにとっては要らないものが体に付いていたのだと思われる。
今大会では、全日本選手権が催された3ヶ月前とは見違える程、体がシェイプアップされて試合会場に戻ってきたのがわかる。
ただ、練習と並行しながらであるが、1年以上にわたって体に付着した余分なものを取り除くには3ヶ月という期間は急ペースなのかもしれず、シェイプアップされたその「体」に体がまだ馴染んでいないという印象だ。
今試合でも、最初のジャンプである3Aで「余計な力み」が入って回転の中心軸を乱してしまい、(好調時には発生しない)その「ブレ」が着氷のタイミングまで乱し、転倒には及ばなかったものの、両手を氷面に付いてしまったのだ。最後のジャンプでも、体の軸で発生した「ブレ」の影響が着氷した足首に現れていた。
2日後のFSの滑走までには、その「体の軸のブレ」を何とか収めきれれば、今季最高の本調子の体調となって試合に臨められるのではないか?
SPの上位は、1位(グレーシー・ゴールドの76.43点)から11位(李子君の65.39点)まで、わずかに11点差の中の団子状態であるので、FSでの出来如何では誰が優勝してもおかしくない情勢である。あきらめず、死力を尽くしていただきたい。
