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外見はそっくりでも性格は大違い? 赤い箱で親しまれているチョコレート菓子の定番「キットカット」(ネスレ日本、本社・神戸市)が日本発売37年で初めてリニューアルされ、また年上の女性をターゲットとした黒いパッケージの姉妹商品「キットカット オトナの甘さ」も新たに発売された。21日、CM発表会でイメージキャラクターの黒木メイサが、姿かたちが酷似したもうひとりのイメージキャラクター赤木芽衣沙(あかぎ・めいさ)と舞台で「共演」した。
英国生まれのキットカットは今年で誕生75周年になる。日本市場では近年「きっと勝つ」の語呂合わせで受験生応援グッズとして人気が出たのをきっかけに独自の商品企画やマーケティングを展開。ホテルや外食産業などとの様々なコラボレーションを通じて売り上げを伸ばした成功事例として、海外でも広く知られるようになった。今回のモデルチェンジではウエハースの焼成時間を長くしてサクサクとした食感を際立たせ、チョコのカカオ・ミルク分を増やして口溶けを改良したという。20~35歳の女性層を狙った日本独自の新製品「オトナの甘さ」は、ブラックビスケットをチョコレートに練り込んで甘さを抑え、黒を基調としたデザインで「大人の女性向け」を印象づけた。
「黒」の宣伝を担当する黒木メイサは、この日の発表会にCMと同じシックな黒い衣装で登場。「普段着も黒が好き。黒いキットカット、すごく気に入っています」。一方、等身大パネルに映し出された、黒木とうり二つの赤木芽衣沙は、赤いボーダーシャツ姿で活動的なイメージ。先に行われたSNS「mixi」のオンライン新商品発表会でネット上に登場、奔放なキャラクターで「赤」のリニューアルをPRした。「妹分」の赤木について黒木は「明るいですね、とにかく。私は落ち着いて見られる方なので、対照的な感じ」といたずらっぽく話していた。
「赤」「黒」の新CMは24日から「菓子業界でトップレベル」(ネスレ日本)の頻度で放映され、スーパーなど1700店を対象に大規模な試食デモも行われる予定。 (アサヒ・コム編集部 戸田拓、動画=梅本響子)
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