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 女優の三吉彩花(24)と阿部純子(27)が13日、東京・渋谷の金王八幡神宮でW主演を務める映画『Daughters(ドーターズ)』(9月18日公開)のヒット祈願を行った。

 本作は、東京・中目黒を舞台に、ルームシェアを送る2人の女性を主人公に、妊娠そしてシングルマザーとして出産するという人生の決断を通して、現代の女性の揺れ動く心情にフォーカスしたヒューマンドラマが描かれる。イベントデザイナーの堤小春を三吉、ファッションブランドの広報として働く清川彩乃を阿部が演じる。

 三吉と阿部は酷暑を吹き飛ばすような涼し気な浴衣姿で登場。三吉は「なんか年々、渋いのを選びがち(笑)。今回も渋いなぁ、と。隣にいる純ちゃんがさわやかで華やか。もうちょっと距離を取りたい気持ち…」と苦笑いし、一方の阿部は「隣に立っているだけで、かわいさをおすそ分けしていただいている気持ちです」と口にしていた。

 完成した作品の感想を問われると三吉は「自分のお芝居を気にして見てしまうことが多いんですけど、この作品は1本の映画として客観的に見たような、すごく不思議な気持ちで見ました。インテリアとか衣装とか、映る景色とか、とことん美しいものにこだわって作られた。完成した作品を見て『美しいキレイな日本の映画だな』と感じました」と笑顔。阿部も「女性の心のゆらぎが繊細に描かれていて、鮮明に感じました。日本の四季にも投影されて美しい物語でした」と振り返った。

 本作で初の長編映画作品のメガホンをとった津田肇監督は「色彩とかインテリアとか、衣装とか、こだわった。いろいろな感想をいただくんですけど、個人的にはお2人がとにかくかわいい。お2人がしゃべってるだけで、かわいい魅力的な映画になっているんじゃないか」とメロメロ。「自分の脚本を演じた2人なので大好きになりますよね」と言い切り、2人は大照れだった。

 また、2人にオーダーしたことを問われた津田監督は「仲が悪くなるのはやめてほしいと。けんかするシーンもありますけど、根本的には親友同士の2人。1年間、撮影がありますし、こっちもそういうところで気を使いたくないので(笑)」とジョーク交じりに語ったが「プライベートでも『2人でご飯行ったんです』とか『服を買いに行った』とか聞いた。それはホントによかったです」と裏話を明かした。津田監督は軽快にトークをしていたように見えたが三吉は「まだ、きょうはかしこまっている感じ。もっと砕けると面白い監督だと思います」と暴露していた。

 最後に三吉は「なかなか難しい時期ではありますけど、いろんな方に自分の人生だったり、友情だったり、命だったりとかを感じていただける映画になっていると思います。ぜひ、楽しんでいただければと思います」とメッセージ。阿部も「この作品を拝見したときに女性の幸せって、どんどんアップデートされるんだなって感じました。自分にとっての生きがい、輝き方ってなんだろうって考えるきっかけになるとうれしいです」と呼びかけていた。

 脚本・監督を務めるのは、本作が初の長編作品となるファッションイベント演出家・映像作家の津田 肇(つだ はじめ)。妊娠した友人をそばで見守る主人公「小春」には、女優やファッションモデルとして活躍し、『犬鳴村』のヒットが記憶に新しい三吉。小春のルームメイトであり、悩みながらもひとりの女性から“母親”になる決断をする「彩乃」は、『燃えよ剣』、『461個のおべんとう』の公開を控える阿部。2人がW主演し、仕事も遊びも充実した毎日を送る27歳の親友同士を瑞々しく演じる。

 主題歌として、今年、TVアニメ『映像研には 手を出すな!』OPテーマに起用されるなど注目を浴びる2人組ラップユニットchelmicoの友人への愛情や激励を飾らずに歌ったアップテンポな「GREEN」が彩る。

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#三吉彩花 #Daughters #阿部純子