本田真凜がフィギュアの「女王」である理由 NHK杯では9位でも、実は「2位」だったものとは
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荒川静香、安藤美姫、浅田真央。日本フィギュアスケート界には、その時々に日本中から注目を集める女王がいて、フィギュア人気に貢献してきた。

 そして今も、「女王」は存在する。少なくともフィギュアスケートの取材者にとっては、間違いなく存在する。

 それは本田真凜である。

 そう書くと、驚く人も多いだろう。トリノオリンピックで金メダルを獲得しイナバウアーで一世を風靡した荒川や、世界選手権金メダルを持ち4回転ジャンプを成功させた安藤、国民的スターだった浅田たちと本田真凛では、残してきた成績がまったく違う。

表彰台に上がったことのない女王
 本田にオリンピックや世界選手権の出場経験はない。グランプリシリーズでも、優勝はおろか表彰台に上がったことすらない。全日本選手権でさえ、一度も表彰台に上がった経験がない。でも、女王なのだ。
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