3月26日(金)公開、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
世界でいちばん愛する息子のために、キャリアも捨て、子育てに人生を捧げてきた元グラフィックデザイナーの父。自閉症スペクトラムを抱える息子を全力で守る父と、父の愛を受けとめて心優しい青年に成長した息子。世界中で共感と感動の涙がこぼれた、実話を基にした感動作。
監督はイスラエルを代表する巨匠ニル・ベルグマン。息子ウリ役を演じた気鋭の新人ノアム・インベルは、リアリティあふれる天才的な演技で『ギルバート・グレイプ』のレオナルド・ディカプリオの再来を彷彿させると世界中で評判に。父親役のシャイ・アヴィヴィはイスラエルで活躍するベテラン俳優で、息子への想いを全身で表現している。
また公開を迎えるこのタイミングで、「文部科学省選定(青年向き)」、「文部科学省特別選定(成人向き)」、「厚生労働省 社会保障審議会 推薦」に見事認定された。教育上価値が高く、学校教育又は社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定され、そのなかでも特に優れた作品は特選とされる。文化も社会背景も異なるここ日本で、数ある作品の中から、本作の普遍的なテーマが教育上ふさわしいものとして選ばれたからこそ、ぜひ親子で鑑賞していただきたい。
そんな本作の公開を記念し、イスラエルからニル・ベルグマン監督のメッセージ映像が到着。
「本来なら来日して日本の皆さんの反応を見たいのですが、新型コロナの影響により叶いません。でも映画は日本へ旅し、劇場公開されワクワクしています!本作は父と息子、そして彼らの旅の物語です。情緒的でありながら、笑いもあります。皆さんが楽しんでくれれば嬉しいです。(日本語で)“気をつけてね”」と笑顔でメッセージを送っている。
あわせてベルグマン監督の撮影時に印象的だったエピソードが届いた。「父親アハロンを演じたシャイ・アヴィヴィが夜の車道を横断するシーンで、彼が道路を渡って引き返したとき、タクシー運転手が混乱してブレーキを掛けるのが遅くなり、なんとシャイを跳ねそうになったのです…! ヒヤッとしましたが、シャイはダンスのようなステップで車を避けて怪我もなく無事に撮影が終了したのですが、このシーンを見るたびに私たちは一瞬凍りつき、ホッと胸をなで下ろしています(笑)」と、確かに実際に観ている側も一瞬ヒヤッとするこのシーンの裏側について明かした。
イスラエルの映画事情については「現在は新作の撮影も停滞していて、ほんの数本が進行している状況。ストリーミングでの公開を持ちかけられますが、やはり映画は観客に大画面で観てもらいたいですから。私たちアーティストは優先順位で最下位とされていて、以前のように活動できるようになるのは最後だろうと諦めています。映画を観に行き、文化の息吹を吸うよりも、新しい靴を買う方がはるかに重要ということですから。しかし、パンデミックが終息すれば、文化に飢えていた人々が映画館に足を運ぶようになると信じています」と希望の思いを語る。
出演:シャイ・アヴィヴィ、ノアム・インベル、スマダル・ヴォルフマン
監督:ニル・ベルグマン(『僕の心の奥の文法』 第23回東京国際映画祭グランプリ受賞)
脚本:ダナ・イディシス
2020年/イスラエル・イタリア/ヘブライ語/94分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/英題:Here We Are/日本語字幕:原田りえ PG12
配給:ロングライド
公式サイト: https://longride.jp/musukoe
