上関原発計画について、中国電力が申請していた海の埋め立て予定地周辺でのボーリング調査について、29日、県が許可しました。県と中国電力によりますと、29日県柳井土木建築事務所が中国電力に対し、ボーリング調査の許可書を交付したということです。中国電力は上関原発計画の埋め立て工事の前に予定地周辺の海域での断層調査のため今月7日、県にボーリング調査の申請をしていました。県は今回の許可について「適正に審査し条例の許可基準に適合しているため」としています。中国電力は当初、去年11月に実施する予定でしたが悪天候や原発反対派の抗議活動などにより中断となりました。許可期限は3ヵ月で中国電力は「準備が整い次第すみやかに調査を実施したい」としています。今月20日にも許可をしないよう申し入れをしていた「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の清水敏保代表は「申し入れが受け入れられず残念。調査が行われれば通常通り監視活動を行う」としています。