交通事故で死亡した聴覚障がいのある児童の両親が、逸失利益(将来得られるはずだった収入)を含めた損害賠償を求めた裁判で、被告側は「聴覚障がい者の平均賃金を基に算出すべき」と主張しました。
3年前の2018年に大阪市生野区で重機にはねられて死亡した聴覚支援学校に通っていた井出安優香さん(当時11)の両親は、重機を運転していた男と当時の勤務先を相手取り、安優香さんの逸失利益を含めて約6000万円の損害賠償を求めています。
これまでの裁判で被告側は、聴覚障がい者の学力の遅れなどを理由に、逸失利益は「一般女性の40%(年収換算で約150万円)で計算すべき」と主張。一方で、この主張について両親らは「障がい者差別だ」と指摘していました。
9月29日に大阪地裁で開かれた裁判で、被告側は「一般労働者の平均賃金の約60%(年収換算で約290万円)となる“聴覚障がい者の平均賃金”で算出すべき」と主張を変更しました。
(井出安優香さんの父・努さん 9月29日)
「とにかく人の命は平等だということを言いたいです」
安優香さんの両親らは『差別は変わらない』として争う方針です。
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