シューマンの歌曲をヴィオラの演奏でお送りするシリーズ。
第六曲目では世界遺産・ケルン大聖堂が詩に登場します。ライン川沿いにそびえるケルン大聖堂、そしてドームの中に入ると金色に輝く祭壇画。映像が目に浮かんできます。この視点の移動と“僕”の心情の変化が音楽にも現れています。
ケルン大聖堂にはケルンで活躍した画家ロッホナーの代表作といわれる祭壇画があります。ロッホナーはクリスマスカードとして親しまれている《薔薇園の聖母子》の作者でもあり、彼が描く聖母はとても優美です。
今回の写真は、以前にケルン大聖堂を訪れた際の写真です。この手前にライン川が流れているのですが、残念ながら写ってない…。
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ロベルト・シューマン:『詩人の恋』作品48 より
Ⅵ. ライン、その聖なる流れ
前 南有(ヴィオラ)
影山 裕子(ピアノ)
野中 紅歩(日本語訳&写真)
Robert Schumann:Dichterliebe Op.48
Ⅵ. Im Rhein, im heiligen Strome
Nau Mae, Bratsche
Yuko Kageyama, Klavier
Koo Nonaka, Übersetzung&Foto
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日本シューマン協会札幌支部
日本シューマン協会会員で札幌在住のメンバーを中心に、シューマンの音楽を研究し、その発表と演奏を通してシューマンやドイツロマン派の音楽の魅力を伝えることを目的に、2006年から地味に地道に活動しています。
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