これから秋にかけて期待されるのが「修学旅行」の需要です。宮城県内の緊急事態宣言により、今年の修学旅行を中止や延期とした学校が多く、まん延防止措置となっても県内の観光業は厳しい状態が続く見通しです。
気仙沼市の「震災遺構・伝承館」は、緊急事態宣言を受けて休館となっていました。9月14日からの再開が決まり、13日は職員が準備に追われていました。
おととしは多くの修学旅行生が訪れたこの施設。緊急事態宣言を経て、9月はすでにおよそ5000人分がキャンセルとなりました。
気仙沼市震災遺構・伝承館 熊谷心 副館長
「震災から10年でコロナがぶつかって、みなさんの意識からなくなって、風化が進んでいるのを心配している」
修学旅行中止の影響は観光バスにも広がっています。
東和観光バス 山田将広 常務取締役
「弊社のバスの予約状況を管理しているシステムになります。この今出た赤文字が緊急事態宣言で、キャンセルになった件数ですね」
この会社では当初、9月の予約のおよそ6割が修学旅行で埋まっていました。しかし、延期や中止により、9月だけで一般のツアーも含めて70件、2650万円分がキャンセルとなりました。10月以降もすでに十数件がキャンセルされ、緊急事態宣言の解除後も需要回復への期待は小さいといいます。
東和観光バス 山田将広 常務
「これでやっと回復していくのかなと思っても、2次、3次、4次の感染拡大と今まで来ている。期待しすぎても“悲しくなる”かなと。その時その時でできるベストな状態で対策をしていくしかないのかなと思う」
